雑誌『ターザン』編集長の大田原 透さんがこんなコラムを書いていましたが、まさにヨガの本質をついていると感じました。
(下記、「編集長かく語りき」からの引用です)
ランニングブームの、功罪。
良い点を挙げればキリがありませんが、罪って何でしょう?
極めて私見的ですが、私は、世の中を、ランニング派、そして筋トレ派の
2つに分断してしまった点だと思います。
改めて言うまでもなく、有酸素運動と筋トレは、健康維持のためにも、競技成績の向上のためにも、ボディメイクのためにも、
不可分な車の両輪のようなモノです。
でも、ランニングをはじめとする、自転車やトライアスロンなどの有酸素系エンデュランススポーツのブームは、
人々のイメージを、少し変えてしまったように思います。
極端なランニング好きは、てっとり早い脂肪燃焼だけを追い、
ジムにも行かず、筋トレやストレッチを軽視しがち……。
極端な筋トレ派も、ランニングなどの有酸素を退屈と決めつけ、
最小限のトレッドミルでお茶を濁すだけで、筋肥大だけで体型を築こうとしがち……。
以前からあったこの傾向は、最近、少し強くなったように私は感じていました。
どちらかを軽視したら、今以上の向上は求められないのに……。
私たち『ターザン』は、有酸素と筋トレ、両方の効果と、
カラダを動かす素晴らしさを、これからもずっと紹介してゆきたいと考えています。
そんな思いを、楽しく読める1冊に籠めてみました。
どんな世界でも、ものごとを両面から見る目、大切ですね。