9/16 リストラティブヨガ養成・入門コース in 岐阜

時間 10:00-17:00 (昼食休憩1時間を含む)
場所:岐阜市問屋町2−19−6 三桃ビル2F  Shanthy 

リストラティブ・ヨガ ショートコース・基本のポーズから始めてみましょう 

(講座概要) リストラティブヨガのメリットはどんなヨガとも相性がいいことです。普段のシャバアサナをリストラティブの時間に変えてみませんか?大切な人が疲れているとき、簡単なリストラティブのポーズで休ませてあげることができるとしたら? 心や体の不調を抱える方にも無理なく安全に行ってもらえるポーズを中心に、ソマティックサイコロジーテクニック(心身を委ねられる土台で体を楽にし、穏やかな心の状態に導いていく手法)を学んでいきましょう。 1日という短い講座のためポーズ数は3つと限られますが、基礎を学ぶことでリストラティブヨガをより身近に感じていただけたらと思っています。 受講にあたり、ヨガに卓越したスキルや資格等は必要ありません。少人数制で楽しい講座にしようと思います。 

受講料 : 53,600円 ( テキスト、修了証、Easyoga プレミアムボルスター・アイピローのセット 17,000 円を含む) 
ボルスターとアイピローをご持参いただける方は 40,000円となります。 
持ち物:ヨガマット、タオルケットかブランケット2枚、ヨガ・ブロック2つ、
筆記用具 (お帰りの際はボルスターも含め宅急便でお送りいただくことも可能です(送料実費)) 
 定員:6名 
(注)3つのポーズだけでもリストラティブの提供は十分開講可能ですが、より総合的な内容を希望される方は8/22-24 ( Lotus 8 スタジオ)の3日間の講座をご検討ください。 

お申し込み:ルナワークスのお問い合わせページからお願いします。 
( 8月はお返事が遅れることがあります。申し訳ございません)
2011.07.27 Wednesday 09:33 | ワークショップ情報 | - | -

今日26日のクローズアップ現代 : 日本のがん治療

がん基本法から5年、がん治療の地域格差はなくなってきており、専門家の育成も進んでいるものの、チーム医療の普及が今ひとつだ、という内容でした。しかしながら、紹介されていた静岡のがんセンターのチーム医療は素晴らしかったです。

海外では、ヨガががん治療の緩和ケアや術後リハビリに取り入れられています。心理療法士の方々がヨガセラピーを学び、メニューの一つとして用いています。
ヨガでがんは治せません。でも、がんがもたらす不安や気持ちの落ち込みは治療や薬だけでは限界があるのです。自分の命を穏やかに見つめ直す時間を提供し、深くゆっくりとした呼吸で自律神経の乱れを整え、自律神経の失調からくる様々な副作用の改善が期待できる「補完医療としてのヨガ」が日本でも取り入れられていける環境づくりを勧めていかなくてはならないと痛感しました。病床でもできるリストラティブヨガも医療現場で応用されていく可能性を秘めています。

番組サイトより

日本のがん医療の抜本改革を目指した「がん対策基本法」制定から5年。その成果として、医療の現場に劇的な変化が起こっている。全国にがん医療の拠点病院の整備が進み、数年前まで、地方では圧倒的に立ち後れていた放射線治療が新たな治療の根幹に加わる一方、これまで終末期の患者にしか適用されなかった、痛みや精神面の苦痛をとる緩和ケアの導入も、一気に広がった。新たな取り組みは、併用する他の治療の効果も促進することが指摘され、延命効果を実証する海外の研究発表などと相まって、患者たちの期待を集めている。その反面、精神面のケアなどは医師の意識にもばらつきがあり、形だけの整備でその情報すら患者に伝えられないなど、現場によって格差が更に大きくなっている事実が明らかとなってきた。新たな課題に直面する、がん医療の現場を検証する。
2011.07.26 Tuesday 20:18 | 乳がんとヨガ | - | -

ヨガの臨床心理学領域への挑戦:Bo先生の新刊

実は、妊娠6ヶ月の頃、いろんなことが制約されていく中でのマタニティブルーで、えーい、家出してやる!という気持ちになったことを告白します。
ずっと勉強に行きたかったのに妊娠していけなくなってしまっていた ボストンにいるBo先生のところで勉強しようと、大きいおなかに汗をかきかき、一人(二人?)太平洋をわたったのでした。
Bo先生の授業はある会議で拝聴したのがきっかけで、とても難しいのにわかりやすく、明るい先生のお人柄に惹かれてのことでした。ついでに、ハーバード大学とMITにも寄って、(せめておなかの子が)戻って来れますようにと、ハーバードさんの銅像の靴もなでなでしてきたのでした。(靴をなでなですると戻って来れるというジンクスがあるのです)


そのBo先生が、私の勉強している分野であるヨガセラピーに関する本を出版しました。さっそく、買って航一がお昼寝中に読んでみました。引っ越しを機に書籍を断捨離し、電子化したので、iPadにKindleを入れて購入してみました!これでいつでも参照できます。Amazonにもレビューを書きました。当時のテキストやノートも電子化してiPadに入っているので、この夏は再びじっくり学び直そうと思います。


Amazon のレビュー(投稿してみました)より

ヨガでは断ち切れなくて堂々巡りになっている行動パターンを「サンスカーラ」と呼びます。臨床心理学博士であるBo先生は、精神の病がどうやって私たちに住みつき、悪化していくのかをサンスカーラと自律神経系、神経可塑性( Neuroplasticity ) 逃走逃避反応などを用いて説明しています。そして従来型の真理セラピーではあまり使われることがなかった身体を用いたアプローチ、具体的にはリストラティブヨガのポーズや簡単な呼吸法をどのように処方していくのかについて述べています。
パタビジョイス氏やクリスナマチャリヤ氏など偉大なるヨガの指導者が共通して説いている真実「ヨガの価値はそれを実際に行ってみることにある」に彼女も重きを置いています。
欧米で補完代替療法として急速に広がりつつあるヨガセラピーの分野ですが、ヨガは一発で治す薬ではなく、時間をかけてゆっくりと行動パターンを修正しながら命に対して前向きな気持ちを育む治療法と言えるでしょう。精神を病んだ患者さんたちにとって、時に言葉のセラピーは重圧になることがあります。Bo先生は誤解を恐れず、患者さんの中には言葉はいらない人もいる、と言っています。言葉ではなく、身体を使って自律神経のバランスを取り戻していくのです。
身体を使うといっても、先生が提唱するポーズはどれも簡単なものばかりで、呼吸法だけの処方すらあります。「(療法として活用していくには)ヨガはもっとわかりやすくてよい」という指摘にはヨガセラピーを学び教えている私も心から賛同します。先生はヨガは身体を使った禅であるとも言っています。ヨガというと、健康な身体を得るためにするものというイメージがあるかもしれませんが、パタンジャリのヨガスートラでも述べられているように、ヨガが求めているのは心の状態を自由にすることなのです。ヨガの練習は心と身体の安定のために行うものなのです。
臨床心理学者として膨大な知識に裏付けられた力強い内容とはうらはらに、先生は多くの患者さんたちと向き合いながらこの本をとても優しい気持ちで著されたことが文面からも伝わってきます。私もかつてボストンにいる先生のところに学びにいきましたが、本当にお優しいお人柄がこのように実用的な書籍としてかたちになったことはとても嬉しいです。
2011.07.24 Sunday 08:55 | 推奨ヨガ書籍 | - | -

22日夜10時からのNHK 延命治療について

明日22日夜10時からのNHKの番組、
これ以上延命治療をしないと選択し、18歳で世を去った少女の選択についてです。
クローズアップ現代でも取り上げられていましたが、反響が大きかったための特別番組のようです。
2011.07.21 Thursday 12:23 | - | - | -

シニアヨガ指導者養成講座の生徒さんのご質問から

(ご質問)それと他の参加者はもう少し動きたい感じも受けるのですが、クラスは3〜5名ですがクラスのプログラムやティーチングの進め方や補助、ポーズ構成などアドバイスを頂けますでしょうか?

(お返事)動きたい方々には、少しダイナミックなサンサルテーションのフローをご自身のペースで続けていていただくのはどうでしょう。
例えばですが、「今日は大切な人を心に抱き、その方のために祈りを捧げながらご自身のペースで太陽礼拝を繰り返してみましょう」などというバリエーションを交えてみるのはいかがでしょうか。
2011.07.21 Thursday 11:42 | シニア・ヨガ | - | -

更新続けています:Judith先生の A year of Living your Yoga

去年息子が生まれた日、7/3より綴ってきた、下記 A Year of Living your Yoga の翻訳と息子の成長記録ですが、去年の8月より個人ブログ「ちょい悪でもちゃんとヨガ」http://luna-works.jugem.jp で更新を続けています。最近、引っ越しのため更新が滞っておりましたが、再会いたしました。

リストラティブヨガの思想が反映されたジュディス先生の名著「A year of Living Your Yoga」を自分なりに訳したノートがあります。新しい命がこの世に産まれ出た2010年7月3日から、今日の先生の言葉を、一年間、息子(&私の)の成長記録と共に記していきたいと思います。公私混同で恐縮ですが、ぜひ皆さんもジュディス先生のメッセージを皆さんなりに毎日のヨガ、毎日の暮らしに活かしていっていただければと思います。ブログのカテゴリ「A Year of Living Yoga」に入れていきます。また、本は日本のアマゾンでも購入できます。

2011.07.18 Monday 18:19 | A Year of Living Your Yoga | - | -

ルナワークスへのお問い合わせから:てんかんとヨガ

ヨガはてんかんにも効果がありますか?というお問い合わせをいただくことがあります。
治療としてヨガを活用できるとは言い切れませんが、てんかんの症状による生活上の様々な副作用や発作の緩和ははかれると思います。少なくとも自律神経のバランスを整えることはできます。また、リストラティブヨガを体験することで、病気と向き合う気持ちにも変化が現れるかもしれません。

下記、アメリカの論文の簡訳です。

ヨガを練習することで、姿勢がよくなり、呼吸、心を休める時間を持つことができるようになります。てんかん患者にヨガが与える影響についての研究があります。18名と16名でそれぞれ、ヨガをするグループ、普通のエクササイズをするグループにわけ、10週間経過を観察し、何もしなかった142名と比べたところ、ヨガ群は副交感神経の面で著しい向上がみられ発作の頻度に減少がみられました。どちらのグループも、血圧には変化が見られませんでした。ヨガグループのうち2名は、自律神経の安定を達成しました。ヨガには補完療法としての効果があるようです
2011.07.18 Monday 11:31 | てんかんとヨガ | - | -

コブラのポーズの代わりにスフィンクス

(ご質問)30代の生徒さんでコブラのポーズなどのポーズで頭を上に上げて戻った時に船酔いのように少し気分が悪くなるとおしゃっていました。血圧の関係なのでしょうか?その方にはそのポーズをとる時はチャイルドポーズやワニのポーズでお休みするようにお伝えしてしましたが、なにか良いアドバイスがありましたら教えてください。 

(お返事)私も以前なっていました。おそらく首です。首から背中にかけての神経が圧迫されるのだと思います。スフィンクス(コブラで、手の代わりに肘をつく)で代用し、背中をあまり反らせないようにしましょう。胸の前が気持ちよくのびれば十分だと思います。
2011.07.18 Monday 11:30 | - | - | -

シニアヨガ:指導者養成講座の生徒さんからのご質問

(ご質問)私はヨガクラスをいくつか持たせて頂いてますが、 時々水が溜まり膝の痛みのある人、腰痛の人、 あるいは鬱でなかなか薬の離脱が出来ず悩んでいる人、、、 直すまでは出来ないとしても、なんとか症状を和らげるのに ヨガをどんどん活用していきたいと思っています。 これらに効果があるポーズや呼吸法があれば教えてください。

(お返事)腰痛は、様々な原因があるため一概にこのポーズが、と言えないのが難しいところです。よくなる場合もあれば、悪化する場合もあるからです。 
また、鬱にはやはり胸を開いたリストラティブのポーズがいいかと思いますが、それができない人がいることもあります。 膝の痛みについても、ヨガで治療や改善をすることは難しいです。 万人向けでつらさを緩和する、ということであればやはり片鼻呼吸法を覚えていただくのがいいかと思います。 

また、痛いところではないところで動かせるところ(例えば膝が痛くても、上半身は元気でしょうか?胸を開く動きなどができれば、QOLが上がり、自分は元気なんだという実感が増えていくと思います) 
腰痛については、誤解を恐れずごく一般的にはと言い方をすれば、寝転んだ状態(腰に負担がかからない状態)で腰の柔軟性を高める(ひねったり、軽く丸めたり、そらしたり)動きによって、腹筋と背筋のバランスを整えていく、という方法があります。
膝についても、膝そのものを鍛えるだけでなく、全身の筋力をつけていきながら膝にかかる負担を減らしていく、というアプローチをヨガではとれることを考えてみていただければと思います。
2011.07.17 Sunday 11:44 | シニア・ヨガ | - | -

生徒さんからのお便りから:リウマチでもヨガはできますか?

ルナワークスに寄せられたお問い合わせから、お返事の内容とともに一部ご紹介させていただければと思います。

「リウマチでもヨガはできますか?」というご質問にはリストラティブヨガをお勧めしています。実際、アメリカではヨガとリュウマチに関する研究が長年続けられており、穏やかなアプローチをとる限り、様々な効果が報告されています。

リストラティブヨガは、ヨガの中でもほとんどご本人に努力や負荷のいらないという点でおすすめです。もちろん、初心者向けのクラスで無理のないポーズを選んでいかれるのも一つの方法です。

下記にアメリカの論文の簡訳をご紹介します。

ヨガセラピーがリウマチに及ぼす影響については、長年研究が続けられています。穏やかなアプローチをとる限り、ヨガは心と身体をちゃんと癒してくれそうです。 リウマチ関節炎を抱える人々にとって、一般的なヨガの練習〜身体を曲げたり伸ばしたり、ひねったり保持したり、そんな運動は痛みをさらに増幅させそうで、とてもできそうにないと思われるかと思います。しかしながら、研究では優しいヨガはリウマチのセラピーとして効果があるということがわかってきています。 ヨガの動きは身体に強さと柔軟性を与えます。瞑想の時間は、心に穏やかさをもたらします。きちんとした睡眠が取れるようになることで、疲労を回復させ、毎日を元気に暮らせるように仕向けてくれます。リウマチ関節炎の患者さんの中には、痛みが減ったと報告してくれる人もいるほどです。 もちろん中にはヨガが全くあわない人もいます。しかし、関節の可動域を高められる運動であれば何であれ、関節を柔軟に保つのを助けてくれます。 リウマチの症状に効くヨガの効能 医学雑誌に掲載された研究では、下記のようなメリットがあげられています。 
  • 筋力アップ 
  • 柔軟性の向上 
  • バランス力の向上 
  • 痛みの現象 
  • 元気に暮らせているという実感 
  • 不安や落ち込みを減らす 

さらにこれらを支える研究結果が報告されています。せばまった関節の可動域にあわせたヨガプログラムを8週間行った、日頃あまり運動することのない30名のリウマチ患者さんが、痛みやむくみの症状が軽くなったという結果です。また、別な研究では26名の患者さんたちがヨガを行ったところ、薬の量が減った、あるいは必要なくなったという報告もあります。別な研究では、やはりバランス力の向上や、うつ症状の緩和が見られました。 ヨガはまた、リウマチの典型的な症状の一つである炎症痛にも効果がみられました。 ヨガの安全なアプローチ リウマチ関節炎の治療にヨガを実践してみたいとお考えの方は、その効果を安全に得ていただくためにも以下のいくつかの基本ガイドラインに沿って練習する必要があります。 

  • まずは始めてみましょう:始める前に、かかりつけの医者さんに、自分の症状の上でやってはいけないことについて尋ねましょう。 
  • 適切なクラスを選びましょう:初心者のクラス、あるいはゆっくりとしたクラスを選びましょう。できれば関節炎の人々のためのクラスを選べればベストです。 
  • 痛みに注意しましょう:もし、動きやポーズの中に痛みを増幅するようなものがあればそれはやるのを差し控えましょう。痛みを伴わなくてもできるポーズや呼吸法を見つけましょう。 
  • 首に気をつけましょう:もしリウマチ関節炎が首にも及んでいるようであれば、ヨガは適切なアプローチではないかもしれません。首の動きを伴わなくてもできるポーズや呼吸法を見つけましょう。
2011.07.16 Saturday 09:11 | リウマチとヨガ | - | -