7/30 私たちが感じ取れることは、真実の氷山の一角でしかないのです。

私たちが認識できるのは現実のほんの一部でしかないということは科学者によってよく語られることです。今日は、私たちが全体像をつかめているものは何一つない、という事実をあらためてかみしめてみましょう。謙虚な気持ちで息を吸い、慈悲の心で吐き出しましょう。原文:Judith H. Lasater 著「A Year of Living Yoga」より訳文 岡部 朋子

今日は福岡から主人のご両親が航一に会いに下さいました。航一、誰に似ている?私の両親は主人に似ていると言うし、主人のご両親は朋子さんの子供のころに似ていると言います。私にはときどき、どこかの星からきた王子様のように見えるし、主人が言うには、赤ちゃんというのは毎日顔が変わり、親戚中を一巡りするものだと言います。と、大人たちがわいわい言っているのをよそに、きっと当の本人は「誰に似てようと、僕は僕だい」と思っているのでしょう。

愛車S2000を、しばらくの間福岡で預かっていただきます。明日でしばらくお別れです。駐車場に行ったら急に寂しさがこみ上げてきて泣きそうになってしまいました。車ですらこうなのですから、子離れする時はどんなに寂しいことでしょう。
2010.07.31 Saturday 11:58 | A Year of Living Your Yoga | - | -

7/29 洗い立ての清潔なシーツ、それに一緒にくるまってくれる人の存在ほどうっとりするものはありません

アイロンをかけ、きれいに折り畳まれたシーツでベッドを整えましょう。そして、そのベッドにもぐりこんで、なんて気持ちいいんだろう、としみじみ感動を味わいましょう。 なんて素晴らしいひと時なんだろう、とあらためて感激してみるのです。それこそが、練習です。原文:Judith H. Lasater 著「A Year of Living Yoga」より訳文 岡部 朋子


航一は良く眠るせいか、驚くほど汗をかきます。それだけ母乳からの水分もとりこんでいるのだとあらためて驚きます。タオルだけだと汗を拭くんで気持ち悪いだろうと思い、先日きれいな色の麻のふきんを二枚買いました。

このふきん、52cmで生まれた我が子には十分なサイズですが、あまりに肌触りが気持ちよく、大人用も欲しいぐらいです。

2010.07.29 Thursday 06:49 | A Year of Living Your Yoga | - | -

ヨガジャーナル:ジュディス先生

今日発売のヨガジャーナル58ページにリストラティブヨガの恩師である、Judith先生のインタビューが載っています。
2010.07.28 Wednesday 13:52 | - | - | -

7/28 このみずみずしい赤いリンゴは、優雅であること、シンプルであることの美しさを教えてくれる

リンゴをひとつ手にとり、その堅さ、かたち、手触り、そして香りを味わってみましょう。そして、白くて新鮮な果肉にかじりついてみましょう。たったこれだけのこと、なんて素晴らしい感動でしょう!原文:Judith H. Lasater 著「A Year of Living Yoga」より訳文 岡部 朋子

今日はずっと楽しみにしていた朝顔が初めて花をつけました。「雪」と「海」という品種(?)を育てていたのですが、海が咲くのももうすぐでしょうか。

まだ日が照りだす前、早朝どき、ずっと朝顔を見ながらお乳をあげていました。早く咲かないかね〜と、話しかけながら。

狭い狭いベランダでも、こんな小さな一輪の花でも、幸せをもたらしてくれるには十分なのです。
2010.07.28 Wednesday 13:28 | A Year of Living Your Yoga | - | -

引っ越します:ヨガの言葉 A Year of Living your Yoga

7/3より綴ってきた、下記 A Year of Living your Yoga の翻訳と息子の成長記録ですが、8月より個人ブログ「ちょい悪でもちゃんとヨガ」http://luna-works.jugem.jp に移管します。こちらのブログ「ヨガをメディカルな視点から」ですが、9月からのワークショップ再開に向け、メディカルヨガ情報を中心に綴っていきたいと思います。

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私の妊娠は、リストラティブヨガの基本を私に教え込んで下さった恩師 ジュディス(Judith H. Lasater) 先生のおかげだと今も思っています。2009年10月、ピッツバーグで4日間にわたり先生のワークショップを受けていた私は、心底リラックスする方法を学びました。リラックスすることで女性の身体はホルモンの調子が整い、妊娠しやすくなるのかもしれません。2010年1月に再び先生のワークショップをとりに渡米、80人ものクラスメイトの前で「前回の先生のワークショップの教えで思いがけず妊娠しました。お腹にはピッツバーグベイビーが居ます」と言った途端、前回来ていたヨギーたちは大爆笑。先生は「私の責任じゃないわよ」と言いながらも温かく祝福して、ワークショップの間中も私の体調を気遣ってくれました。

リストラティブヨガの思想が反映されたジュディス先生の名著「A year of Living Your Yoga」を自分なりに訳したノートがあります。新しい命がこの世に産まれ出た2010年7月3日から、今日の先生の言葉を、一年間、息子(&私の)の成長記録と共に記していきたいと思います。公私混同で恐縮ですが、ぜひ皆さんもジュディス先生のメッセージを皆さんなりに毎日のヨガ、毎日の暮らしに活かしていっていただければと思います。ブログのカテゴリ「A Year of Living Yoga」に入れていきます。また、本は日本のアマゾンでも購入できます。

2010.07.27 Tuesday 20:36 | A Year of Living Your Yoga | - | -

7/27 身体というものは安定を求めるものだ、一方心というものは変化を求めることだ

これらの欲望をバランスするには、身体に変化を、心に安定をもたらしてみるといい。今日は伸ばしたトライアングルのポーズ(ウッティータトリコナアサナ)を練習するにあたり、身体が感じる新鮮な驚きと共に、まるでリラクゼーションポーズ(シャバアサナ)をとっているかのような心の安定と再帰する感覚を味わってみましょう原文:Judith H. Lasater 著「A Year of Living Yoga」より訳文 岡部 朋子

息子を寝かしつけるコツがなんとなくつかめてきました。
寝かせよう、寝かせようと静止させようとすると抵抗する。抱っこしながら大腰筋のトレーニングをかねリズムを取っていると、目がとろんとしてくる。そして、眠ってあげるまで腕の中に抱いてあげると、安心して胸の上で眠っている。ハンモックに入れて「さあ、時間をかけて寝てくだされ」といっても寂しがってなかなか寝てくれない。

身体に揺らぎを、心に揺るぎない安心感を、というのがポイントかなと思いました。しかし、眠ってしまったあとの寝相はこの通り。いったん眠るとぐっすり寝てくれるので助かっています。

おまけ:やっぱりあった!寝かしつけダンス。
2010.07.27 Tuesday 16:55 | A Year of Living Your Yoga | - | -

7/26 プラスであれマイナスであれ、自分のことを決めつけてしまうのはもったいない

自分は悪いとか美しいとか、ラベリングすることは他人の目に映る自分の姿を固定してしまうようなものです。今日は誰かがいかにあなたの一日を豊かにしてくれたか、ということを考えながらヨガを練習してみませんか。あなた自身の思い込みに頼るよりずっと楽しいですよ。原文:Judith H. Lasater 著「A Year of Living Yoga」より訳文 岡部 朋子

できないことは頼んでしまおう。育児をしていると、できないことがたくさん出てくる。お母さんがそれで自分を責めても、赤ちゃんにとっては知ったこっちゃない。それよりは、僕がやってあげるよ、という主人の申し出に甘え、やってもらった方が赤ちゃんは助かるし、そこに生まれる感謝の気持ちはきっと温かい空気なのだと思う。

つくづく、男の人ができないのはおっぱいを出すことぐらいなんじゃないかと思う。朋子はおっぱいをあげられていいな、と言われるけど、可能なら主人にも出るようにしてあげたいと思った。自分の身体から栄養を受け取っている子供とのつながりというものは、本当に神秘的だからです。でも、神様が男女にしかるべき役割を与えたから、人間は自分とは異なる立場の人との共同生活を思いやりと責任を持って営むことを学んできたのだと思う。無理矢理ラベリングしなくても、否が応でも人間は異なるようにつくられている。だから、わざわざラベリングするのは実に無駄な二度手間なのであって、そんなことをするぐらいならありのままの自分に、相手に、感謝した方がいいのだ。私は授乳ができる。主人は重い航一を軽々と担げる。
2010.07.27 Tuesday 16:53 | - | - | -

7/25 かたちあるものへの命の尊厳は、最も基本的で神聖な行為です

神聖でない命などありません。足もとを横切る虫や、あなたの寝室を彩る花の生命、そして今日あなたが出会う全ての人々ひとりひとりのいのちに、同じように敬意を払いましょう。原文:Judith H. Lasater 著「A Year of Living Yoga」より訳文 岡部 朋子

命への優しさについて、先日 R25というフリーペーパーに石田衣良さんが面白いコラムを書いていました。「坂の下の湖」というタイトルだったのですが、司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」のもじりだとおっしゃっていましたが、日本人が必死で坂道を駆け上がってきた時代の輝きと憧れがこのタイトルに現れています。しかし、バブル崩壊後この国のあり方は上り坂ではなく下り坂に反転する。しかし、石田さんはこの下り坂は案外悪くないと指摘しています。坂道を上るのは肉体的に厳しいし、体力のないものから脱落していきます。いつだって坂の上の雲に手が届くのは、知力体力に優れた少数派だけど、下り坂では事情は反対になります。誰でも無理なく歩けて、体力のないものにも優しい。ただ、日本の現在の下り坂の先には、坂の上の雲にあたる目標が見えていない。これが日本人の苦しみの源なのではないか、と石田さんは問いかけています。もし下り坂の先に、各自が自分なりの湖を作ることができれば、どうだろうか。もはや成長期のように画一的な目標は必要ないのです。各自、下り坂の先に涼しげに空の青を映す静かな湖を作る。その水面に向かって無理せず軽々と下り坂を歩いていく。財政破綻だと言われるギリシャ人が日本人より楽しそうに毎日をエンジョイしている秘訣がここにありそうです。そして、ヨガも、これからは登るヨガではなく、下るヨガを楽しむ人、そしてそれを胸を張って教える人が増えていくといいと思います。
2010.07.27 Tuesday 10:00 | A Year of Living Your Yoga | - | -

7/24 私たちが必要としているものは万国共通です。安全、愛情、尊厳、そして笑顔です。

あなたは今日、あなた自身の安全、愛情、 尊厳、そして笑顔にどれだけ貢献しましたか? 自分以外の人のこれらに、何かしてあげることができそうでしょうか?原文:Judith H. Lasater 著「A Year of Living Yoga」より訳文 岡部 朋子

今日は、産休から復帰しようと決意しました。
そうしたら、ビンのふたがくるっと開くように、気持ちが楽になりました。近くの神社では盆踊りをやっていましたが、人ごみには赤ちゃんを連れて外出できないので、せめて家の中で浴衣を着てみました。日本に生まれたことに感謝して・・そんな小さなイベントでも、我が家は大盛り上がりです。

でも、高校生のときに家庭科の授業で手縫いしたこの浴衣も本当はそろそろ卒業したいのです。もっとお母さんらしい、しっとりと和風の浴衣を来年は着たいのです。


2010.07.26 Monday 13:35 | A Year of Living Your Yoga | - | -

7/23 宇宙の法則は、電子から惑星までが関係を保ちながら存在しているということです。ということは、私にとっての関わりはいったい大丈夫?

 たとえ無人島に座礁したとしても、あなたは少なくともあなたという相手との関係が切れることはありません。今日はいったい、相手に対しどんな関係性を望んでいるのでしょうか、自分に問いかけてみましょう。他人とのつながり?支配力?今日は愛する人と話をする前に、ひと呼吸おいてみましょう。そして、話をする時はお互い様の気持ちを常に忘れないようにしましょう。原文:Judith H. Lasater 著「A Year of Living Yoga」より訳文 岡部 朋子

妊娠のお祝いにヨガスタジオの佐藤さんからいただいたブーゲンビリア。ピンク色の生命力ある花が、産休に自分を慣らすのに苦労していた4月、どんなに目と心を癒してくれたことでしょうか。臨月に入る頃、花はみんな落ちて緑だけが残りました。それでも水をあげ続けていたら、出産し、入院先から戻ったベランダに新しい芽吹きが。そして、その芽からまたピンクの花が咲き溢れました。入院中は放っておいたはずなのに。

四六時中繋がっていればいいものか。支配力があればいいものか。繋がっていなくても、コントロールできなくても、関係性はある。花や植物は、適度な距離感で、優しい気持ちのキャッチボールができる関係。ただただ、ありがたい。

後日偶然にも、主人から「淡交」というお茶の言葉も教えてもらいました。


2010.07.26 Monday 13:27 | - | - | -