親孝行息子 : ヨガ as メディスン 日本語原稿の最終チェック

前駆陣痛が時折あります。いつ、本物の陣痛がはじまるのだろうとヒヤヒヤしながら、自宅でヨガアズメディスンの日本語原稿の最終チェックを行っています。

実は、この作業が終わるのが先か、赤ちゃんが産まれてくるのが先か、と言った際どいところなのですが、まだ産まれる気配がないところをみると「お母さん、僕、お母さんのお仕事終わるの待っているから、あとちょっと頑張ってね」と言われているような気すらしてきます。

親とは勝手なものですが、良いように解釈して、人事を尽くして天命を待つよう、監修作業を進めようと思います。と言っている矢先に、始まったらどうしましょう・・・






2010.06.28 Monday 20:11 | Yoga as Medicine | - | -

認知症の専門家育成:熊本県の取組み

先日のクローズアップ現代で、熊本県が県をあげて認知症の専門医の育成に力を注いでいることを知りました。そして、認知症の誤診がまだまだ問題になっており、全国的にも専門医の育成が急務であることも知りました。 

実は、熊本県の先生方からシニアヨガワークショップの問い合せを多くいただいております。
現在妊娠中のためワークショップを開催できず心苦しく思っておりましたが、復帰の際はぜひ熊本で開催したいと思っておりました。背景にはきっとこのような県の前向きな取組みがあったのだとあらためて実感しました。

熊本の専門医の先生方の勉強会の映像を見て、あらためて医療の現場というのは絶え間ない研究と研修の賜物なのだと感じました。そして、やはり医療と補完医療、統合医療というものは尊重し合っていかなくてはならないということも再認識させられました。認知症のみならず、ヨガで癌や糖尿病そのものを治すことはできません。私たちの人生が臓器や骨、筋肉だけでできているわけではないからこそ、ヨガが患者さんにとって人生の処方箋になることもあり得るわけですが、臓器や骨、血管などを治癒できるのはやはり従来の西洋医学です。そしてその現場では絶えず命を救うための研鑽が重ねられています。

現在出版準備を進めている「ヨガアズメディスン」ですが、著者であるティモシー先生は西洋医学のドクターとしての見地からこの本をまとめられています。現在翻訳原稿の最終チェックを行っていますが、内容を読みながらあらためて、医療としてのヨガは治療としての本質を支えていける可能性に自信を持ちながらも、これまで多くの方々の命を救ってきた先人たちの努力の前に謙虚であるべきだと感じました。
2010.06.27 Sunday 15:27 | - | - | -

SATC2の名言!伝統は重んじながらも自分なりに彩る楽しみ

SATC2、結構前ですが、封切り直後に見に行ってしまいました(楽しめました!)下記の台詞が印象に残りました。

結婚はアラブの女性に似ているのかもしれない。伝統は重んじながらも自分なりに彩りながら楽しんでいるように、人にはそれぞれの結婚スタイルがあり、それぞれの色に染まればいいのだ。 伝統にとらわれず、自分達なりのルールを作っていけばいい。

これはあくまで個人的な意見ですが、私はヨガにも言えることなのではないかと思います。 それによって、アメリカでは「セラピー(代替療法)としてのヨガ」「アスリートのクロストレーニングとしてのヨガ」などが市民権を得ていくことができたのだと思います。
2010.06.26 Saturday 19:47 | - | - | -

柔らかいからだ:ヨガがFSD(女性性機能障害)にできること

NHK福祉ネットワーク「キラキラ40」を観ました。身体的、生理的なFSD(女性性機能障害)についてでした。

性欲は生反応であるから、楽しかったと思えばまたと思うし、楽しくなかったと思えば心が離れていくのは当然である、というコメントにつくづく心と身体は連動しているという当たり前の事実を再認識させてくれるのが「性」の問題なのだと思いました。

スキンシップという努力は実は身体を近づけることで心を近づける努力、いわば「肉体的に情がわく工夫」なのだと思います。身体をさわりたいと思えば心の距離も狭まりますし、身体をさわりたくもない人への心は遠ざかっていくことが多いのではないでしょうか。

そして今、女性誌でも「柔らかいからだ」を作る特集が花盛りですが、やはり身体の柔らかいイメージ(関節の可動域という意味ではなく)は、受け入れてくれるという安心感を醸し出し、身体がガチガチというイメージは拒まれるのではないかという恐怖を相手に与えてしまうのかもしれません。ヨガでめざすものは関節の可動域の柔らかさではありません。身体を動かしながら、身体の中にスペースを生み出し、風通しを良くしていきながら心にもスペースを作っていく、そして全体的にその人を適度に柔らかくしていくのです。もちろん柔らかすぎてふにゃふにゃでもいけません。芯はあり、弾力のある柔らかさ、がヨガで目指す理想の心と身体です。でも、現代人は全般的に鎧をまといガチガチになっている人が多いので、まずは柔らかい心と身体作りを目指してヨガをはじめてみていただくのもいいのかな、と思います。今回の番組のターゲットは40代の女性たちですが、私もおばあさんになるまでヨガを続けていくのは、きっとずっと柔らかくいたいからなのかな、と思います。
2010.06.24 Thursday 20:36 | ヨガとFSD(女性性機能障害) | - | -

人生に余生はない:コミュニティカフェの普及

昨日はNHK 福祉ネットワークを観ました。
「うちの実家」を主宰される河田さんの「人生に余生はない」という言葉が心に残りました。そういう想いで河田さんはコミュニティカフェ「うちの実家」を運営されているそうです。
http://www.sawayakazaidan.or.jp/ibasyo/case/04koushinetsu/uchinojikka.html

「人は任せられると嬉しい」という言葉も響きました。アメリカでシニアヨガを担っているのは、実は更年期に入ってからヨガと出会い、ヨガによって楽になった自らの体験を一人でも多くの女性たちとシェアしたい、というシルバーエイジの女性たちです。ですので、ヨガの道を究めよう、ということではなく、自分が学んだヨガを人に教えられるようになりたい、というモチベーションで学びを始められる方が大半です。そのため「基本を学べば安全に教えられる」というフォーマットが出来上がったわけです。そして、皆さん健全な責任感のもと、シニアヨガをそれぞれのコミュニティで楽しみながら教えている、という環境が整ってきているわけです。

また、河田さんの、私が元気なうちに自分が学んできたこういうしくみ(コミュニティカフェ)を普及させたい、という言葉にも同感しました。私も、私が歳をとってからではなく、私が元気に動けるうちに、シニアヨガの普及に努めていきたいです。自分も、いつでも何でもできる方だと思っていましたが、妊娠をしてあらためて、人は頑張りたくてもどうしても身体が動けない時がある、ということを実感したからです。シニアヨガ、リストラティブヨガの地方WSのご依頼をいただきながら、移動すらままならない状況にとても心苦しい想いをしました。これから赤ちゃんとの生活が始まるのでもちろん無理はできませんが、一段落したらまた元気に活動したいと思います。予定日まであと10日です。
2010.06.23 Wednesday 08:00 | 素敵なお話 | - | -

6月25日の特報首都圏(金:夜19:30-)

前回のブログでヨガが癌とともに生きる日々のためにできることについて触れましたが、
6月25日のNHK特報首都圏(金:夜19:30-) を見ながら、また異なる角度からヨガができることを考えてみたいと思います。

(下記NHKサイトより抜粋)『“国民病”がん 進まない対策 〜がん対策推進基本計画・中間報告から』(仮題)2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで死ぬ時代。日本は2007年「がん対策基本法」を施行した。そこに掲げた目標は、5年後の2015年にがんの死亡率20%減少。国は今月、がん対策推進協議会で議論された中間報告を発表する予定だが、周囲からは目標の達成は非常に厳しいと見られている。例えば、がんの早期発見に欠かせないがん検診、これをどこが責任をもって行うか明確になっておらず、正確な対象者の把握すらできない。また患者の予後はどうなったのかという記録「がん登録」の普及も進んでいない。 進まない日本のがん対策。今後対策を進めていくには何が必要なのかを考える。(抜粋ここまで)

アメリカを始めとする諸外国では、ヨガが代替療法として医療の現場で活用され始めています。しかし、代替療法はそもそもがんに効くのか効かないのか、という議論に対し『がんそのものを治す』という効果があると科学的に証明されたものはヨガのみならず、今の時点ではありません。一方で「手術、放射線治療、化学療法という3大治療を『補う』ということであれば研究によって有効性が示されています。補う余地が十分残されている領域だからこそ、どこをどのように補っていけば、患者さんや家族が少しでも明るい気持ちで毎日を送れるのか、というテーマも並行して考えていきたいものです。
2010.06.21 Monday 15:15 | - | - | -

癌とヨガ:希望の光

6月2日付の日刊誌"Business i"(旧:産経新聞)37面下方に「ヨガ、がん患者の諸症状を緩和」の記事のご紹介です。以下、要約ですが

・今月シカゴで開催される米国臨床腫瘍学会で、がん患者に対するヨガの結果について実施した 大規模な調査研究の結果報告が行われる。これまでの小規模調査と異なり、本格的なものは今回が初めて。 
・テキサス大学医学部アンダーソンがんセンターのロレンゾ・コーエン教授らのグループによる調査で被験者は410人。 
・被験者の8割が重度の睡眠障害を訴えていたが、1ヶ月ヨガのレッスンを受けた結果31%の患者で睡眠障害が解消。 
・NYのイスラエル・メディカル・センターでは既にヨガ療法を開始している。 
・10年前、腫瘍専門の医師はヨガの効果について完全に懐疑的だったが、今ではそのほとんどが受け入れ始めている。 

また、NHKスペシャル「追跡 A to Z」でも「がんと代替療法の向き合い方」についての特集番組が組まれています。

(下記NHKスペシャルサイトより抜粋)
国はこれまで、代替療法に正面から応えてきませんでした。氾濫する情報の中で患者たちは一人で治療法を求めて彷徨い続けるしかなかったのです。アメリカのがんの専門病院には代替療法センターというものが設けられ代替療法の正確な情報を患者に提供しているそうです。 今年、厚生労働省もようやく代替療法の研究に立ち上がりました。しかしまだまだ十分ではありません。(抜粋ここまで)

アメリカではヨガも「ヨガセラピー」として、患者さんにとって現実的な処方箋の提供を通じ、代替療法としての立ち位置を固めつつあります。
現在、ヨガアズメディシン日本語版の最終稿のチェックに入っています。本が出版され、多くの方々にメディカルヨガという希望をお届けできるよう、頑張ります。
2010.06.17 Thursday 20:41 | - | - | -

転ばない身体作り:ストレッチと筋力強化

24日に再放送がありますが、NHKの福祉ネットワークで「転ばない身体作り」をやっていました。高齢者が要介護状態におちいる原因の第3位は転倒・骨折。番組では転倒予防のための、脚の筋力強化柔軟性回復のためのストレッチなどを紹介しています。
この「ストレッチ」と「筋力強化」の組み合わせは、まさにニア・シルバー向けのヨガでも楽しみながら実現できます!さらに呼吸という「ウォームアップ」もあるのでストレッチの効果がいっそう高まります。

2010.06.17 Thursday 20:27 | シニア・ヨガ | - | -

イージーヨガさんからのご案内です☆

■伊勢丹新宿店本館4階=リ・スタイル スポーツ でイージーヨガが購入できます!  大盛況に終わった4月の短期販売に続き第2弾!期間限定でイージーヨガが伊勢丹新宿店でご購入頂けます。普段は、なかなか手にとってご覧頂ける機会がないので、お時間ありましたら是非足を運んでみて下さい。  
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場所:伊勢丹新宿店本館4階=リ・スタイル スポーツ  
期間:6月16日(水)〜6月22日(火)  
★ 8月からは、イージーヨガが、常設展開となります!! ★  
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 ■イージーヨガ オンラインショップ が生まれ変わりました!  【新URL】  イージーヨガ オンラインショップ http://www.easyogashop.jp/  

easyoga のオンラインショップがリニューアルしました。より快適に♪より楽しく♪お買いもの頂けるようにパワーアップ!!  新商品が続々入荷中です★ポップな、ドット柄やストライプ柄も大人気。ヨガウェアとしての着心地の良さに加え、大人キュートなデザインが魅力の新作を是非ご覧下さい。   
※会員登録(無料)をするとポイントサービスがご利用頂けますので是非ご登録を!  
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2010.06.16 Wednesday 06:35 | Easyoga イージーヨガ | - | -

ヨガの仕事、続けなさいと助産師さんから

臨月(正期産)に入りました。赤ちゃんただいま2,630g、まずまず順調です。お医者様にもよくここまで順調に来たねとほめていただきましたが、いよいよ物理的に辛くなってきました。赤ちゃんが左側にいることが多いせいか、左のお尻のほっぺたが痛く、歩くときに脚をひきずってしまいます。それでも食欲もあり、身体も動かしています。我ながら丈夫です。

昨日、初めて両親学級に参加しました。83歳の助産師さんから抱っこの仕方、沐浴の仕方、着替えの仕方など教えていただきました。嬉しかったのは、職業を聞かれ、しばらくは子育てに専念します、と答えたものの「あなた仕事は辞めないで続けなさいね、私も手に職があったから、今でもこうやって元気なのよ。無理する必要はないけど、やめちゃだめよ。」と励ましていただいたことです。よーし、頑張ろう、という気持ちがわいてきました。
 
2010.06.14 Monday 13:58 | - | - | -