鼻がつまっていますか?

右の鼻が詰まっていて、左の鼻の方が通りがいい場合、
詰まっている方を上にして、反対側の脇にタマネギをはさんで、ごろりと横になってみましょう。不思議と、上になった方のつまりが消えていきます。

これもジャイクマール先生に教わった手法です。
タマネギは刻んだものでもいいですか?なんてへんてこりんな質問まで飛び出していましたが、答えはだめです。
タマネギの代わりに、レモンとか、テニスボールでもいいそうですよ。 
2008.12.31 Wednesday 16:45 | - | - | -

呼吸で脳を間接的にコントロールできるとしたら

私たちは、脳は直接コントロールできません。
でも、呼吸をコントロールすることはできます。
筋肉をコントロールすることもできます。

ですから、意図的に呼吸や筋肉をコントロールすることによって、脳の働きのバランスを整えることは不可能ではないわけです。
左右の脳がバランスよく機能すれば、身体へのフィードバックもバランスが取れてくることになります。というわけで、ヨガでは呼吸やポーズが重視されるのです。

Brain is the Physical aspects of the mind. 
脳は精神の身体的側面だ。と言われるゆえんです。
2008.12.30 Tuesday 16:41 | - | - | -

リラックスの裏技

リラクゼーションは今では病気の治療や健康増進に広く利用されています。

不安や緊張が高まると筋肉も緊張します。したがって、筋肉をゆるめることによって不安や緊張が解消できるのではないかという発想からあみだされたリラクゼーション手法は、今日では実際に臨床的効果があることが示され、広く用いられるようになっています。
アメリカの神経生理学者であるE・ヤコブソンによって編み出された、全身の筋肉を順番にゆるめていく方法は古来からヨガでも行なわれてきました。私の師匠、ジャイクマール先生のやりかたは、
  1. 右足を緊張させて緊張させて緊張させて、はい、リラーックス。
  2. 今度は左足を緊張させて、緊張させて、緊張させて、はい、リラーックス。
  3. 腰の辺りを緊張させて、お腹を緊張させて、胸を大きく膨らませて、肩を緊張させて、はい、リラーックス
  4. 右手を緊張させて、緊張させて、緊張させて、はい、リラーックス。
  5. 今度は左手を緊張させて、緊張させて、緊張させて、はい、リラーックス。
  6. 首元を緊張させて、顔を緊張させて、耳を緊張させて、はい、リラーックス。
  7. 最後に全身を緊張させて、緊張させて、緊張させて、緊張させて、はい、リラーックス。
このような「漸進的筋弛緩法」で明らかになったのは、筋肉を弛緩させることで脳の働きを変化させることができるということです。脳の血流、糖代謝、伝達物質などの変化は、自律神経系、内分泌系、免疫系、といった生体機能調節系を介し、体全体にも変化をもたらします。その結果、身体的には生理的ストレスが解消され、ホメオスタシス(生物のもつ重要な性質のひとつで、生体の内部や外部の環境因子の変化にかかわらず、生体の状態が一定に保たれるという性質、あるいはその状態のこと)やストレス耐性が強化されることになります。一方、心理的には、心理的ストレスが解消され、元気が出てきます。具体的には、緊張感の緩和、疲労感の減少、爽快感がアップします。


ここに紹介した、筋肉弛緩法だけでなく、ヨガの動きはそのものが、寄せ打つ波のように緊張と弛緩を繰り返す手法と言えます。

普段とらないようなポーズで筋肉を刺激し、深い呼吸を味わい、最後にリラックスをして終わります。

上に紹介したリラックス法でもいいですし、簡単なヨガのポーズでもいいと思います。緊張と弛緩、繰り返し、心地よいリラックス状態を味わってみてください。
2008.12.30 Tuesday 11:16 | - | - | -

Compassion についてどう考えますか

マイソールでは「Compassion」という言葉について、みんな(私以外アメリカ人のグループ)で話し合いました。一般的には「慈悲」と訳される言葉です。

電子辞書には「Compassion Fatigue」という言葉も載っており、私も初めて聞いたので話題に出してみました。
Compassion Fatigue : 他人の苦しみに対して、一時的に無関心になること

ヨガを通じて、そしてみんなでやってきたインドという国を通じて、きれいごとではない、とても深いテーマについて考えました。

あなたにとって、Compassion とは、という宿題がでたので、私はいつも使っている、
「I am Special, You are Special.」というフレーズで表現しました。

Compassion + Action の Active Compassion ということについても話し合いました。

反対に、Being Judged はほとんどの場合、Reject, Defense, Justify and counter Judge を生む(Mirror Effect ) 

人にはそれぞれのバックグラウンドや歴史がある。それを理解できず(Ignorance) にJudgeはできない。


2008.12.29 Monday 12:32 | - | - | -

継続は力

 

ヨガはゴールではなく、ジャーニー(旅)です。記録を出したり、ポーズを完成させることが目的ではありません。

気楽に、楽しんでください。毎日やらなくたっていいんです。
気が向いたときに、ちょっと自分に静かな時間をプレゼントしてあげてください。

ブライダル・ヨガ、として紹介していますが、更年期・ヨガ、というのもあるわけですから、ヨガは女性の人生と共に歩めるほど果てしなくも息の長いものなのです。もしかしたら、マタニティ・ヨガを楽しむ方もいるかもしれませんね。

ただ、ひとつ言えるのは、旦那さんはきっと、イライラ、カリカリしたあなたよりリラックスしてイキイキしたあなたの方が愛しく思うでしょう。

旦那様を愛するように時々ヨガでリラックスする時間をもって、自分も愛してあげてください。



2008.12.28 Sunday 11:17 | ブライダル・ヨガ | - | -

試練のウエストニッパー

私自身はなぜウェディングのためにヨガに励んでいるか・・というと、それはドレスの下にコルセット(ウエストニッパー)を付けたくないから。

もちろん、間違いなくコルセットをした方がドレスのシルエットは綺麗に見える。でも、式の間中ずっと苦しいのに耐えられそうにない。

試着に行って、実際に付けてみて、苦しくない、と言われたけどやっぱり苦しかったし、一回しか付けないのに高い。
そのあとも使う機会はありますよ、と言われたが、あんな窮屈なもので身体を補正してまでドレスアップする機会なんて、ありそうにない。

なーんてことをぼやいていたら、彼のストレートな一言・・
「ヨガの先生なんだから、コルセットに頼ろうなんて甘いよ」
ぐすん。というわけで、L.A. での前撮り写真撮影の最中は、頑張ってEngage Abs !!と自分に言い聞かせ、お腹を引き締めていたのでした。

写真
彼「ヨガの先生なんだから、ここが頑張りどころだよ」
私「ぐすん・・気が抜けないよ〜」
 
というわけで、ウエストはどうやったら引き締まるか。
コルセットで締めるまではもちろん引き締まりませんが、努力は必ず身体にあらわれます。

ボートのポーズ

(1) 膝を曲げて床に座り、背筋を伸ばす(猫背のまま始めないこと)
(2) ひざの後ろを両手で抱える。
(3) お腹に軽く力を入れ、つま先を床から離す
(4) できるようだったら、手を伸ばす
(5) ゆっくり鼻で呼吸を繰り返しているうちに、お腹がぷるぷる震えてきます。肩がすくまないように注意しながら、姿勢をキープ☆

ツイスト腹筋

(1) 仰向けになり、ふくらはぎが床と平行になるよう股関節と膝を90度に曲げて脚をあげる。
(2) 手を頭の後ろにあて、肘を横に張る。肩がすくんでいたら、まずリラックス。
(3) 息を吸って、肋骨から上を床から持ち上げる(前屈みになる)
(4) 息を吐きながら、左の肘と右の膝を近づける。息を吸って(3) に戻り、逆も同様。

つらいけど、やっぱりこれが一番効きます。式に向かって頑張りましょう☆




2008.12.28 Sunday 10:31 | ブライダル・ヨガ | - | -

JOY : 笑う門には福来る

 
笑顔になっているとき、口角の端を円を書くようにたどっていくと、眉毛と眉毛の間に行き当たります。ここが、第三の目と言われるアジニャー・チャクラ(覚えなくていいですよ)
このチャクラは、直感力や洞察力、ひらめき、インスピレーションを司ると言われています。

自分が選んだ人、自分が選んだ道に自信を持って、幸せな結婚式を向かえましょう。

もう一つ、一体全体、ヨガは遥か昔、インドで何を目的に始められたのかご存知でしょうか。
答えは意外と単純。苦しみから逃れ、幸せになるためです。
ヨガをすれば無条件に幸せになれる、というものではないかもしれません。でも、ヨガをやってストレスを減らして、楽しくなって、笑顔が戻れば、きっと福もやってくるかも。






2008.12.27 Saturday 16:35 | ブライダル・ヨガ | - | -

バランスを崩しそうになったら

 
ヨガでは、片方の鼻から息を吸って、逆の鼻から吐いて、という呼吸があります。

正式には、右手の人差し指と中指を額にあてて、やるのですが、親指と人差し指で、鼻をつまんじゃってもオッケーです。私は安全に行なう限り、ヨガこそチョイ悪ヨガでいいと思っているので、みなさんもあまり窮屈に思わず、やりやすい方法で始めてみてください。鼻をつまんでいると、なんか匂うの?とかいわれちゃいそうですが・・

親指で右の鼻を閉じて、左からゆっくり吸ってみます。今度は左からゆっくり吐きます。

こんどは人差し指で左の鼻を押さえます。右の鼻からゆっくり息を吸います。今度は右の鼻からゆっくり吐きます。どちらも吸う時間より、吐く時間を気持ち長めにとってみましょう。

ゆっくりこれを繰り返すと、身体の中では何が起こっているか?
左半身は右脳とつながっていますから、左の呼吸で、右の脳が活性化されます。右脳は、情緒、空間的な感覚、音楽などを担当しています。 
右半身は左脳とつながっていますから、右の呼吸で、左の脳が活性化されます。左脳は、記憶、言語、論理などのコントロール・センターです。
ご存知の通り、右脳、左脳はバランスよく使われないと、疲れてしまいます。

仕事や勉強ばかりで疲れたら、音楽を聴いたり絵を見たりしてリラックス、などと言われるのはまさに脳のバランスを整えるためなのですが、ヨガでは呼吸という物理的な取り組みによって調和のとれた状態を生み出しているのです。

ヨガがは宗教ではなく「科学」なんだ、といわれるのはこういうゆえんです。この呼吸法はヨガでは「ナディショーダナ」と言われています。とても人気のある呼吸法です。



2008.12.26 Friday 11:12 | ブライダル・ヨガ | - | -

アクセプタンス:全てを受け入れること


ヨガを通じて、何かを学べるとしたら、それは「アクセプタンス」受け入れる、ということです。

どんな運命も、今日の自分も、明日の自分も、家族も、友人も、自分が関わる全てのもの、ことをありのままにうけいれること。

判断しない、比べない、期待しない、というのは別の言葉でいうと、この「アクセプタンス」になります。

アクセプト(受け入れ)られなくなると、拒んだり、疑ったり、ねたんだり、ということが始まります。
簡単なことではないことはわかっています。それこそ悟りの境地のような気さえしてきてしまいますが、、、

いろんなことをまだまだ受け入れられない自分も受け入れてしまえば、それこそずっと楽になる?
禅問答のようになってきました。

受け入れたとき、素直に「ごめんなさい」が言えるのかもしれません。
2008.12.24 Wednesday 11:14 | - | - | -

ヨガでマリッジブルー予防

マリッジブルーが心配ですか?

鬱症状の人の特徴として、心身ともにいつも緊張状態にあり、心も身体もこわばっていることがあげられます。落ち込んで気力がないように見えるのですが、実は交感神経が勝ってしまい、副交感神経がうまく働けていないのです。ヨガの呼吸は、副交感神経を活性化させ、自律神経の安定を助けます。交感神経は活性の方向、副交感神経はリラックスの方向に私たちをいざないます。 

以前も書きましたが、無理にヨガのポーズから始める必要はありません。まずイスに姿勢よく座り、鼻でゆっくり呼吸するという時間を持ってみましょう。たったこれだけのことでも、驚くことに私たちは普段する機会がないのです。ポイントは吸う時間よりも吐く時間をやや長くすること。結婚が決まったら、まずは、一日一回、姿勢よく座ってみる。を始めてみましょう。

ヨガでコルチゾールを正常に戻しましょう。

人はストレスを感じると、それに反応してストレスホルモンの一種であるコルチゾールを分泌します。ヨガによる深い呼吸は副交感神経の活性化によりストレスを軽減し、コルチゾール値を正常に戻す働きがあると言われています。 

ここで、コルチゾールについて少しご紹介です。

どこで作られるの?
左右の腎臓の上にある「副腎」という臓器です。この臓器は内側と外側で出しているホルモンが異なります。外側のことを「副腎皮質」といいます。ここから出るホルモンは一つで様々な働きを持っているため、このホルモンが出過ぎると身体に様々な変化が強く表れてしまうのです。ちなみに、副腎の内側である「髄質」からは、アドレナリンやノルアドレナリンが分泌されています。

普通は朝の値が一番高く、夕方にかけて減少していくものです。身体的ストレスや精神的ストレスを感じたときに分泌され、私たちを守ってくれているホルモンなのです。これなしに私たちにストレスがかかると、私たちは参ってしまうと言われています。また、コルチゾール値はブドウ糖や脂肪酸、タンパク質などの代謝を調整してくれます。この分泌リズムが崩れると、いろんな影響がもたらされます。

コルチゾールの罪
罪、というのが適切な表現かわかりませんが、コルチゾールの濃度が高いままでいる危険についてです。まず糖を蓄えようとする働きをもっています。これはインスリンと反対の働きです。コルチゾールが活性化すると、インスリンが逆の作用で頑張ってしまいます。糖尿病のリスクがどんどん高まっていくわけです。
また、免疫力を落とします。それから、カルシウムの吸収を阻害します。骨粗鬆症のリスクが高まります。食欲が異常に高まります。過剰カロリーが脂肪として蓄積しやすくなる、すなわち糖尿病や、心臓病の要因となる内臓脂肪の蓄積をあおります。不妊の原因にもなると言われています。
2008.12.24 Wednesday 11:04 | ブライダル・ヨガ | - | -