http://www.nhk.or.jp/gendai/yotei/#3464
サイトより抜粋:
認知症の高齢者の暴言・暴力や徘徊など、いわゆる“周辺症状”の対応に悩む医療や介護の現場で、“ユマニチュード”と呼ばれるフランス生まれのケアを導入する動きが広がっている。「見つめる」「話しかける」「触れる」「立つ」を基本に、“病人”ではなく、あくまで“人間”として接することで認知症の人との間に信頼関係が生まれ、周辺症状が劇的に改善するという。「入浴のたびに大声を上げていた認知症の母から『ありがとう』と言われた」「寝たきりの祖父が歩くことが出来た」など、家族からは驚きの声も寄せられ、在宅ケアに生かそうという取り組みも始まっている。認知症の人がより良く生を全うする助けとなる“ユマニチュード”、その可能性を伝える。
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シニアヨガやヨガセラピーのヒントがここにあります。フランスの「ユマニチュード」という新しい介護方法への取り組み。クローズアップ現代 2014年2月5日の放送です。
「これは単なるテクニックではない」
「“患者中心”なのではない。患者とケアをする人の“絆”が中心なのだ」
絆こそヨガの語源です。
ユマニチュードについてはこちらも参考になります。
「見つめる」「話しかける」「触れる」「立つことを大事にする」
がユマニチュードの基本ですが、
この四つに呼吸のリズムを穏やかに、が加わればなんて素敵なことでしょう。
「穏やかな呼吸で見つめる」「穏やかに話しかける」「穏やかに触れ呼吸を伝える」「呼吸にあわせて立つ行為を手伝う」
介護をされる方が変わるだけでなく、家族やケアに関わる人々にも穏やかさをもたらす、レスパイト(息抜き)ケアです。息抜きといいますが、息を抜くだけでなく、そのあとむしろもっと元気になることかもしれません。
私の2014年のテーマは精神疾患を抱える方々と支える人々へのリストラティブヨガの導入ですが、ユマニチュードとの共通点である「生きていることの大切さを思い出す」それがきっと反応を起こしてくれると確信しました。
リストラティブヨガの恩師であるJudith先生はいつもいいました。肌をくるんで、安心させてあげなさい、と。
肌に働きかける、肌が安心すると、脳も安心する。
肌と感情(神経)の祖先は一緒なのよ、ともおっしゃっていました。くるまれると安心するでしょう? 英語で感激した、はタッチーというのよ、タッチされるっていいことなのよ、と教えてくれました。
「攻撃的な患者さんなんていないんだ。ただ、自分を守ろうとしているだけ」というジネストさんの言葉が、私がジュディス先生(リストラティブヨガの恩師)から教わった「Non Violent Communication」に通じているような気がしました。
疲れていると主人や息子についバイオレントに接してしまう問題を解決してくれるのがもしかしてユマニチュードかもしれません。
もっと早く知っていれば、第一次いやいや期の息子をあんなに叱りつけることもなかったかもしれないのに、と悔いが残ります。非力な存在を力で押さえつけようとしてしまった母親でした。でも、今からでもできることはあると思いましょう。
タッチだけはしていました。立つことも支援してきました。だけど・・
改善すべき点もわかりました。上から目線はだめですね。ちゃんとしゃがんで、息子の視線でお話をします。
急ぐよ、といって手首を引っ張るのはやめます。
たくさんのごめんねです。
本田様の活動から未来型(本来)の看護が普及するのももうすぐかもしれません。
ヨガもいいところがたくさんあります。頑張りましょう!
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