がん治療に統合医療が果たす役割が広がってきています

8/29 NHK教育 TVシンポジウム「漢方と西洋医学の新たな融合〜がん治療に漢方が果たす役割〜」
(番組紹介より)
「手術療法」「抗がん剤」など、西洋医学の進歩により「がん」の治療成績は向上してきているが、治療に伴って起こる「副作用」などの症状が問題となることもある。そんななか医療現場では、がんによる症状や、治療による副作用を「漢方薬」によって、軽減しようという取り組みが進められている。第一線の医師が集まって行われたシンポジウムのもようを通し「がん治療における漢方薬の効果や意義」について、詳しく紹介する。

をみました。がんにおける問題はがんそのものだけではなく周辺の症状であることが認識され始めており、そのために統合的な治療を手がける医療機関が増えてきています。周辺症状は多種多様であるゆえ、それぞれ個別の治療が難しいものばかりです。実際出演されていた西洋医学の権威の先生たちも、特定の症状に対しては「西洋医学でもこれと言った治療法がなくあきらめざるを得なかった」と述べていました。その中でも深刻なのが、気力、体力の低下が体脂肪、筋肉量の低下をもたらす「悪液質」、自律神経の失調、鬱状態による最先端治療持続の断念などですが、漢方によりこれらの症状を補うことで、有効な治療の継続や、治療効果の増幅などが狙えることが紹介されていました。
何より驚いたのは、視聴者の方々の学習意欲の高さでした。非常に専門的な内容でありながら、皆さん真剣にメモを取って聞き入られていました。信頼性の高い情報をわかりやすく提供することで、意識の高い国民を啓蒙していく流れができている漢方をうらやましく思いました。北米ではヨガもそのような流れを生み出すべく、医療現場や大学、研究機関で信頼性のあるデータをもとに研究や発表が繰り広げられています。日本でもそう遠くない日に、ヨガがQOLの維持、向上に著しい効果があることを、説得力を以て紹介できる環境が整うことを願いつつ、この分野に関心が高い仲間の輪を広げていきたいと考えています。


2010.08.31 Tuesday 21:16 | 統合医療にかける期待 | - | -