Yoga Day USA まであと10日

 2009年1月24日、アメリカでは「Yoga Day USA」というイベントが開催されます。

いわば、老いも若いも、Yogi もカウチポテト族も、トライアスロン選手も、ヨガで心と身体を気持ちよく伸ばす一日にしましょう、というわかりやすいイベントなのです。

しかも、クラスは無料(かほぼ無料)!
上記ウェブサイトで、アメリカ人は近所で開催される無料のヨガクラスを検索できます。ヨガのインストラクターやスタジオはフリーのクラスを登録できるという、ものすごく巧く組織化されたイベントなのです。

アメリカではヨガはもはやフィットネスの新しい流れとして人々の生活の中にとけ込んでいます。従来型の鍛錬、自分を追い込む修行のような運動、や外見的な肉体改造、ウェイトダウンを目的とするのではなく、心地よい刺激と弛緩を繰り返す動きによって心身ともにリラックス状態を生み出しながら、心と身体を気持ちよく解放していく、エモーショナルでありながらエネルギッシュなエクササイズとして、これまでヨガとは無縁だった人々の間でも、人気が高まっています。

その背景にあるのがこのような取り組み。
健康に暮らしたい、と願う全ての人々にヨガをわかりやすく伝えていきましょう、という啓蒙活動が生きることへの感謝、つながっていることへの感謝を経てどんどん喜びの和を広げています。

ヨガは決して修行者のためのものではありません。ロハスな人だけのものでもありません。お酒を飲んでも、煙草を吸っても、ヨガをしていいのです。仕事で疲れ果てた人が、深呼吸をして身体をねじったら、ちょっと癒される、そのぐらいの期待でいいのだと思います。
「無理をしない」はずのヨガのクラスは、一般的にとても難しい、と先生をしている私ですら思います。無理をしないでくださいねー、と言われても、先生がとるポーズを真似しようとすると、難しくてついていくのが必死なのです。でも、どうやって無理をしないようにしたらいいかがわからないのです。なので、ヨガフィットでは、無理をしないように、と言われたときに無理をしなくて済むようなポーズから先に習っていくのです。また、筋力が落ちた人にも優しいシニアヨガや、動きをシンプルにしたキッズヨガにも、簡略化のヒントはたくさん隠されていると思います。

戦士のポーズで手を上に上げたままでポーズを維持するのは大変なのです。
ですから、脚だけ丁寧にポーズは行ない、腕を上げる運動は別途椅子に座ってやったっていいのです。そういうヨガを教えられる先生がもっと増えて欲しい、と思いながらシニアヨガのワークショップを行なっています。

また、昨日NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で理想の地域医療を目指し活動されている中村先生の番組を拝見しました。最後まで家族と共に暮らしたい、という住民の思いに、自宅で診療を受けられるシステムを、行政を巻き込み、ケアマネージャーやヘルパーなどの介護スタッフの方々、保健師さんなどと連携し、三位一体で患者さんとその家族を支えられるしくみづくりに尽力されています。とても感銘を受けました。
心と身体の疲れを解放できるヨガも、理想的には自宅で行なえるぐらいまで普及できたらいいと思います。そのためにも、フィットネスクラブやヨガスタジオで行なうヨガだけでなく、ケアマネージャーやヘルパーの方々が自分たちのストレス・リリースのためにヨガが行なえるような環境をつくり、高齢者の方もヨガで衰えた骨格筋を鍛えたり心を晴れやかに毎日を過ごしたりできるようになればいいと思います。というわけで、実は今年から介護にたずさわる方々がご覧になるポータルサイト「けあとも」(http://www.caretomo.com/)ほかでヨガの連載を始めることになりました。現在鋭意原稿執筆中です。自分にできる小さな事からですが、日本人の心と身体の健康に希望を与えていけるような活動を続けていきたいです。

というわけで、長くなりましたが Yoga Day USA に絡み、日本のヨガにかける想いを綴ってしまいました。なお、Yoga Day USA には昨年一緒にインドに行ったアメリカ人のみんなも登録し、無料クラスを開催するんだ!と張り切っていました。
2009.01.14 Wednesday 14:18 | - | - | -