前屈、してみませんか。
逆立ちは血行を促し、身体にいいと言われますが、毎日できるものではありません。
でも、立ったまま前屈ぐらいならできそうでしょうか。
前屈で、頭が心臓より下に来るという状況を「わざわざ」作ってあげるだけでも、神経系統を沈めるのにとても効果があると言われています。
身体が硬いから前屈なんて・・・という方が多いのは事実ですが、ここでちょっとしたコツをご紹介させていただきます。
コツその1
前屈をするとき、多くの人は脚をぴーんと突っ張ったまま、背中を丸めて(おへそから折り曲げて)行なおうとします。これを、変えてみましょう。
脚を腰幅に開き、平行に並べます。そして(ここがポイントです)膝を軽く曲げ、背筋を伸ばしてみます。そして、股関節から蝶つがいのように曲げてみましょう。
ポイントは膝を軽く曲げておくということです。
これ以上曲がらない、というところにきたら、上半身の力を抜いてみます。
起き上がるときは、腰に手を当てて、さっきと逆です。膝を軽く曲げ、股関節を蝶つがいのように使い戻ってきます。急に戻ると、クラクラしますので注意してくださいね。
コツその2
前屈をする前に、椅子に座ったまま足首をぐるぐる回してみます。足先を手でつかんで、回すともっと安定してまわせます。もっといいのは、裸足になって手の指と脚の指で握手します。ぎゅっと握ると、日頃の疲れが全てここに濃縮されているのでは!と思うくらい痛みを感じる方もいるかもしれません。握手したままで足首を回すことで、脚の指にとてもいい刺激が加わります。
前置きが長くなりましたが、要は両方の足首をひたすらぐるぐる回してみましょう。それから、立ち上がって、前述のコツその1のルールに従って、前屈してみます。どうでしょうか。さっきより、楽に前屈ができませんか?
これなら一日に一回ぐらいはできそうでしょうか?
頭が心臓より下に来ていることで、血行が良くなり、老廃物も、心の疲れも、悩みも、イライラも流されていってしまうことをイメージしましょう。このとき、鼻からも大きく息を吐くようにします。大きく吐くと、自然と空気が入ってきます。そうしたらまた大きく吐いて、を繰り返しているうちに、浄化されている自分が気持ちよくなってきますよ。 (血圧が高い方、緑内障、白内障の方は長時間行わないで下さい)