看護現場にリストラティブヨガを活かす:ありがとうございました

先日、看護師さんたちと素敵な時間を過ごさせていただきました。 気仙沼は宮城県ですが、子供のころから同じ三陸として身近に感じていました。 

個人的な印象では、漁が始まった沿岸のみなさんは思ったより元気!むしろ行政の対応が追い付いていないことにストレスを感じられているようでした。 被災地の方々の悩みは本当にそれぞれ。こちらが何を伝えたいかより、それぞれの当人の話に耳を傾けることから始まる、必要とされているのはまさにナラティブベイスドメディシン(ナラティブとは「自分の物語」という意味)だということを実感しました。
2013.04.01 Monday 20:21 | 介護・看護の現場で | comments(0) | trackbacks(0)

看護婦さんたちが元気になれるヨガ

ケアマネドットコムに加え、下記のサイトにも医療・介護の現場で働く方々が元気になれるヨガのコラムを掲載いただけることになりました。

ナース専科
ナース人材バンク
http://www.nursejinzaibank.com/
2011.01.29 Saturday 12:07 | 介護・看護の現場で | - | -

ケアマネージャーさん、セラピストさん向けのヨガコラム

ケアマネ.com」にてケアマネージャーさん向けのヨガコラムを連載しています。http://www.care-mane.com/member/feature/?action_feature_new=true&category_id=16

ひとさぽ」にて施術師さんセラピストさん向けのヨガコラムも始まりました。

いずれのサイトも同じ業界でお仕事をされている方々が、喜びや悩みを相談し合い「頑張っているけど辛いのは自分だけじゃないんだ!」という勇気をもらえるのはとても大きいことだと思います。
2010.04.16 Friday 07:32 | 介護・看護の現場で | - | -

ヨガで癒そう介護の疲れ:「けあとも」にコラムを書いています

2010年の初仕事は福岡でのリストラティブヨガ指導者養成講座でしたが、とても熱心な生徒さんたちとお会いでき、元気をいただけたおかげで、お義父さんのブログ(*) にもあるように「朋子さんはとても元気に東京に旅立っていきました」と、とても元気に東京でも仕事を始めています。さっそく取りかかっているのは介護に携わるケアワーカーさんのポータルサイト「けあとも」でのコラムです。リンクの他に、この記事のあとにご参考までに最近の記事を載せました。

最近では任侠ヘルパーや救命医療のドラマも人気が高く、現場で働く方々の大変さを私たちもかいま見させていただく事ができるようになりました。それにしても現実はドラマの裏に隠れた部分も多く、きれいごとではすまされない事に拳を握り、涙をのみ、笑顔を作り頑張っている方々がたくさんいます。

「ヨガを始めると新しい自分と出会えるよ!」なんてキャッチコピーを目にしても「こんな不規則な勤務形態で、家に帰ればバタンキューなのに、腰も肩も痛いのに」という方がほとんどなのではと思います。「通勤帰りにヨガを始めてみようかな」「友人に勧められてやってみた」なんて人は、実はとても運がいいのです。

ヨガと聞いて多くの人が連想するヨガポーズの類いは実はヨガの要素のごく一部でしかありません。ヨガの練習には呼吸だけのもの、瞑想だけのものもあるように、息ができる人なら意外と簡単なところから始められるものなのです。確かにヨガは深いものです。勉強をしても一生かかってもおそらく理解しきれないところもあるはずです。でもその人間・自然観察の集大成は数千年の時を経て後生に語り継がれ今やその心身への効能ゆえ世界的に普及が始まっています。

大衆文化として伝わってきたということはそれだけごく一般市民が日常続けられる要素を含んでいたという事です。もちろんインドと日本では生活の仕方も環境も異なりますが、インドの人全てがヨガ修行者ではないはずです。毎日の生活にヨガという文化を取り入れて暮らしている人々が大半なのではないでしょうか。
日本人は子供の頃からガネーシャとかカルマとかいわゆるインドの神様や思想になじんで育ってきているわけではありませんから、そこまで文化としてヨガが浸透する土壌を有しているとは思いません。一方、ヨガの世界的な普及の背景として、ヨガの根底に流れるものの見方・考え方、平和な世界観、それを反映した呼吸法、生活観、操体法などが現代人の健康問題の解決に役立ってきています。

コラムではヨガの深いところまで解説できるわけではありませんが、疲れたときに活かせるヨガのヒントを綴っていきたいと思います。あっけないほど簡単なものもあるかもしれません。それでも、ヨガ教室に通わなくても安全かつ簡単にできることはまだまだ沢山あります。

極める事だけが道ではありません。歩く方が楽になればそれも道なのではないかと思います。

(*) 生活ブログ「ちょい悪でもちゃんとヨガ」http://luna-works.jugem.jp/
に福岡の帰省の模様を書くつもりでしたが、お義父さんのブログにほぼ全て書いていただきました。
2010.01.10 Sunday 08:30 | 介護・看護の現場で | comments(0) | trackbacks(0)

前屈、してみませんか:介護の疲れをヨガで

前屈、してみませんか。 

逆立ちは血行を促し、身体にいいと言われますが、毎日できるものではありません。 でも、立ったまま前屈ぐらいならできそうでしょうか。 前屈で、頭が心臓より下に来るという状況を「わざわざ」作ってあげるだけでも、神経系統を沈めるのにとても効果があると言われています。 身体が硬いから前屈なんて・・・という方が多いのは事実ですが、ここでちょっとしたコツをご紹介させていただきます。 

コツその1

前屈をするとき、多くの人は脚をぴーんと突っ張ったまま、背中を丸めて(おへそから折り曲げて)行なおうとします。これを、変えてみましょう。 
脚を腰幅に開き、平行に並べます。そして(ここがポイントです)膝を軽く曲げ、背筋を伸ばしてみます。そして、股関節から蝶つがいのように曲げてみましょう。
ポイントは膝を軽く曲げておくということです。
これ以上曲がらない、というところにきたら、上半身の力を抜いてみます。 起き上がるときは、腰に手を当てて、さっきと逆です。膝を軽く曲げ、股関節を蝶つがいのように使い戻ってきます。急に戻ると、クラクラしますので注意してくださいね。 

コツその2 

前屈をする前に、椅子に座ったまま足首をぐるぐる回してみます。足先を手でつかんで、回すともっと安定してまわせます。もっといいのは、裸足になって手の指と脚の指で握手します。ぎゅっと握ると、日頃の疲れが全てここに濃縮されているのでは!と思うくらい痛みを感じる方もいるかもしれません。握手したままで足首を回すことで、脚の指にとてもいい刺激が加わります。 前置きが長くなりましたが、要は両方の足首をひたすらぐるぐる回してみましょう。それから、立ち上がって、前述のコツその1のルールに従って、前屈してみます。どうでしょうか。さっきより、楽に前屈ができませんか?

これなら一日に一回ぐらいはできそうでしょうか? 頭が心臓より下に来ていることで、血行が良くなり、老廃物も、心の疲れも、悩みも、イライラも流されていってしまうことをイメージしましょう。このとき、鼻からも大きく息を吐くようにします。大きく吐くと、自然と空気が入ってきます。そうしたらまた大きく吐いて、を繰り返しているうちに、浄化されている自分が気持ちよくなってきますよ。 (血圧が高い方、緑内障、白内障の方は長時間行わないで下さい)


2010.01.10 Sunday 08:30 | 介護・看護の現場で | comments(0) | trackbacks(0)

前屈の意外な効用 : 介護の疲れを癒しましょう

前回は一日一回の前屈でデトックス、というお話をしましたが、もう一つ前屈の意外な効用についてお話ししたいと思います。 
普段私たちは立っているとき、座っているとき、そして歩くとき、いつでも上体は直立した状態を保っているため、視点は前に置かれ、目は前方にある世界と共に、目や首を上下左右に動かしたときに見えるであろう視界に向けられています。 前屈をしてみると直立のときに比べ、頭の可動域が大幅に制限されることがわかると思います。
これが何を意味するかと言うと、視野が狭くなる分、視覚的な対象物を目で追うことが困難になります。それゆえ、自然と私たちの視線はある一定範囲内に定まります。 そしてもちろんのこと、見える世界が逆転します。 

心が疲れたとき、だまされたと思って前屈をしてみませんか。同じ世界も、違う姿勢から覗いてみると違って見えてくる、というところに何かヒントがあるかもしれません。 
開脚をした前屈 足を軽く膝を曲げれる程度に開いて立ちます。足同士は平行に並べます。 膝を軽く曲げ、背筋を伸ばしてみます。そして、腰に手をあて、股関節から蝶つがいのように曲げてみましょう。これ以上曲がらない、というところにきたら、腕はだらりと降ろし、上半身の力を抜いてみます。先ほど、視界が定まると言いましたが、あえて首を軽く前後左右に振ってみてもいいでしょう。 起き上がるときは、腰に手を当てて、さっきと逆です。膝を軽く曲げ、股関節を蝶つがいのように使い戻ってきます。急に戻ると、クラクラしますので注意してくださいね。
2010.01.10 Sunday 08:29 | 介護・看護の現場で | comments(0) | trackbacks(0)

介護を日本の主要な産業へ:期待したい取り組み

ケアマネージャーさんたちのリフレッシュを目的にヨガのコラムを書いている「ケアマネ」さんのサイトにとても興味深い記事が載りました。
介護は日本の主要な産業になっていくだろう、なっていくべきである、という見通しです。


(以下:記事より抜粋)
これまで社会保障関係のデータといえば、「高齢化の進行でどこまで社会保障費がふくらむか」といった、財政への影響を示すものばかりが目立ちました。 その意味で、社会保障分野が「大きな成長の可能性」を持つというテーマは大きな転換の1つといえます。 ただし、現実に目を向けると、医療や介護を産業の屋台骨として育てていくには、多くの課題もあります。 医療・介護の現場は人手不足が進み、患者・利用者側には十分なサービスが受けられていないという不安も目だっています。 仕組みそのものを整理していかなければ、「成長の可能性」には結びつきません。

介護の現場で働く方々の心とカラダのケアはもちろん制度作りだけで片付く問題ではありません。一人一人が個人として尊重され、やりがいを持って働ける前提づくりはどの職場でも大きな課題として取り組まれてきています。

ヨガは万能薬ではありませんから、ヨガで状況を救える、という楽観的な話をするつもりはありません。しかし、自分をリラックスさせて再充電させてあげられる時間も取れないような過酷な就労環境の中に一つ「ヨガ」という選択肢が増えてくれたら、、、
深呼吸をする時間、ゆっくり何も考えない時間、身体を休める時間、それをせめて一日20分、一週間に一度でも取れる環境を確保していこうという動きが小さくでも始まっていけば、きっと介護が主要な産業に向けて動き出すための小さな歯車になるのではないかと思うのです。

ヨガサークルは自分たちで立ち上げることもできますし、先生を呼んで初心者クラスから始めることもできます。もちろんいつでもどこでも一人でも、作ろうと思えばヨガという時間を作れるのがヨガの魅力です。

介護現場で働くスタッフにヨガの機会を検討してみたいという事業者の方やスタッフの方はこちらよりお問い合わせください。
皆様のリクエスト全てにはお応えできませんが、少しでも現場で働く方々が心と身体を再充電できる環境づくりのお手伝いをさせていただけたらと思います。


2009.12.02 Wednesday 07:05 | 介護・看護の現場で | comments(0) | trackbacks(0)

介護支援とヨガ

現在はまだ介護支援のためのヨガには介護保険が適用されませんが、実際にヨガを楽しむお年寄りたちは、顔色も体調もよくなったとおっしゃってくださいます。適度な運動習慣とリラックスがもたらす効能データを蓄積し、代替医療にも一部保険が使えるようになればどんなに明るいだろうと思います。

イギリスでは社会事業に携わる事業者数が55000、日本は8000 市場規模も5兆7千億円に対し、日本は2400億円、雇用者数はイギリスが77.5万人に対し、日本は3.2万人。 
(経済産業省ソーシャルビジネス研究会報告書2008年4月まとめから)

ヨガもこれから医療の隙間を埋めることができると思います。どうやって理解を得、普及に努めていくことができるか。自分の非力さに眼をつぶり、「農薬の危険性を100万回叫ぶより、一本の無農薬の大根を作り、運ぶことの大切さ」という、ふるさとの先輩の言葉を忘れずに、できることから始めていきたいと思います。
2009.07.07 Tuesday 08:45 | 介護・看護の現場で | comments(0) | trackbacks(0)

現場で使いやすい:椅子が一脚あればできるヨガ

高齢者施設でお年寄りの方々にも安全に簡単に楽しんでいただけるヨガのテキストを作成中です。

高齢者施設においても、入居者の方々の心と身体の健康に色々なホリスティックなアプローチがありますが「椅子が一脚あればできるヨガ」であれば、医療や介護の現場でも、またスタッフの方々にも理解していただきやすいメニューだと思います。

私は、ぜひこのヨガを非常に過酷な労働条件のもと働いているケアワーカーの方々に、知っていただきたいのです。忙しくてヨガ・スタジオに通う暇などないかもしれません。なので、お仕事の合間に深く深呼吸する時間を数分だけでもとっていただきたいのです。

一人でも多くのケア・ワーカーの方にヨガという可能性を知ってほしい、そういう思いから
SMS様のご協力を得てケアサポというサイトに連載を始めます。詳細は後日アップします。

こちらは椅子を使うヨガではありませんが、仕事の合間に楽しんでいただけるヨガのまめ知識です。ヨガは極めるものでなくてもいいのです。全ての人が、それぞれの人生にある隙間に、たまたまヨガと出会う機会があれば、もしかしたら心と身体がきつくなったときに、思いがけず救いになるかもしれません。
2009.06.27 Saturday 09:49 | 介護・看護の現場で | comments(0) | trackbacks(0)

介護の現場で働く方々にヨガを届けたい☆

という想いから、SMS co.Ltd. 殿のご協力により、心と身体のストレス対策ならびに腰痛や肩こりと言った職業病対策のコラムを書き始めました。
右下の「新着記事」からご覧いただけます。

忙しくてヨガ教室に通う時間がない方でも、ヨガと出会うきっかけがありますように。
そして、自分のことよりお世話する方のことを優先するあまり、気力も体力も限界にきてしまっている方が、少しでも自分のために時間を割いてあげるきっかけになりますように。
だまされたと思って身体を伸ばしたり開いたりしてみたら、なんだか気持ちが晴れ晴れした、という魔法にかかってもらえますように。
2009.06.25 Thursday 07:53 | 介護・看護の現場で | comments(0) | trackbacks(0)