意識の活性化が病気を遅らせる

NHK プロフェッショナル 仕事の流儀「どんなときでも命は輝く」
訪問看護士秋山正子さんの番組を見ました。

http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/100316/index.html

印象に残ったのは「意識の活性化が病気を遅らせる」という考えのもとでのさまざまな工夫でした。例えば、誰でも輝いていた時代があるはずだから、そのときの想い出を話題にしたりすることで、お年寄りの口調が、瞳が、雄弁に語り始めていました。

また、「たとえ命の最期を迎える目前でも、人は目の前のことに喜べることに気がついた」とおっしゃっていました。その通りだと思います。どんな状況にあっても、人は嬉しいときは喜び、哀しいときは哀しい想いをします。今を大切にする = いま目の前のことに最大限の関心を払い、真剣に向き合うということなのだと思います。そして、秋山さんは地道にもそれを丁寧に実践されている方なのだと思いました。

リストラティブヨガのジュディス先生がいつもおっしゃっていること。子供と話をするときは、何かをしながらではなくちゃんと向き合って話してあげること。旦那さんに文句を言うときも、何かをしながらではなくちゃんと向き合って言うこと(怖い・・)誰に接するときも、他のことをする手を休め、その人のためだけに時間をつかうこと。洗濯物を畳むときは、テレビを消して、洗濯物の香りを味わいながら丁寧にたたむこと。それだけで、生きる喜びが全然違ってきます。
ヨガとはまさに、日常生活におけるマインドフルネスの実践なのだと思います。それを問われる局面が私たちの生活にはなんとたくさんあるのに、いざ実行ができているか、というとやはり現実は流されて生きているような気がします。そして、冒頭に述べた意識の活性化、ということもやはり「今どれだけ喜びを(活き活きと)感じられるか」ということにつながってくるのかな、と思います。

「今生きている喜びを味わえる在宅介護を/その人の日常を大切にしてあげる」そして、その延長線上に最期があれば理想的だ、という信念のもと、活躍されている姿に感銘を受けました。
2010.03.18 Thursday 11:05 | ヨガとクオリティ・オブ・ライフ | - | -

マシュー・サンフォード先生が乗り越えた障害

Therapy Yoga の授業では、障害を克服したヨガ・ティーチャーであるMatthew SanfordさんのWaking: A Memoir of Trauma and Transcendence(目覚め:トラウマと克服の回想)というDVDを観ました。
障害者となった彼は今も心と身体の解決策、という団体を起こし、日常生活における心身の統合を改善することに専心しています。
マシュー・サンフォード氏とヨガについてはこちらをご覧下さい。
http://www.prop.or.jp/global/us_challenged/chapter3.html#article6

「人が体全体で生き生きと生活することは、麻痺の有無に関係なく、生活において重要なことだ。」と彼は言う。Sanford氏は、やがてMind Body Solutions(心と体の解決策)という非営利団体を設立するに至った。そこは、日常生活における心身の統合を改善することに専心する団体である。今日、彼のスタジオで、またワークショップでのプレゼンテーション、ヘルスケアや、コミュニティー施設の共同セミナー等で、幅広いヨガ教室を提供している。そして、さらに彼は自身の住むミネソタ州の主要なリハビリテーション施設である、Courage Center(勇気センター)にて、障害者向けに改良したヨガを教えている。「Bringing Your Body to Work(職場での体)」、「職場のデスクでできるヨガ」等と呼ばれるプログラムを通して、彼は就労者達に、エネルギーをみなぎらせ、ストレスを軽減し、心の外観を改善するためのヨガの利用法を教えている。
(上記サイトより抜粋)
2008.08.17 Sunday 19:07 | ヨガとクオリティ・オブ・ライフ | - | -

Ah Ha moment 気づきの瞬間

ヨガフィットのクラスでは「あなたのAh-Ha Moment は?」とよく聞かれます。Ah Ha Moment というのは、思い込みから解放されて「ああ、そうか!」という瞬間のことです。Ah-ha! とは、なるほど!と相槌を打つときなどによく使う感嘆詞です。アーハ!、って読みます。名詞化していて、実際に「気づき」とか「ひらめき」という意味もあります。いつの間にか、Judgement, Expectation という先入観や勝手な期待感で自分を枠にはめたり、思い込みをしていたりすることはよくあります。その思い込みを解放し、アハモーメントを味わったら、後はそのひらめき、気づきを活かす道を探り、実際に行動を起こしてみると、驚くような展開が待っていたりします。
Yoga Fit で教えられることは Letting go of the judgement, expectation.
ヨガが、ヨガのゆっくりした呼吸が、先入観や思い込みを手放せるきっかけになればと思います。心を開けば、きっとア・ハ・モーメントがやってきます。

2008.08.17 Sunday 19:00 | ヨガとクオリティ・オブ・ライフ | - | -

闘病生活とヨガ

ヨガは病気でもたとえそれが不治の病であっても、クオリティオブライフ(毎日生活の質)と、治療に過ごす間の精神状態に劇的な向上をもたらす可能性を秘めています。
2008.08.17 Sunday 18:05 | ヨガとクオリティ・オブ・ライフ | - | -