スポーツの前になぜヨガがいいのか

全てのスポーツはある特定の部位や筋肉を反復して使うようになっています。別な言い方をすれば全く使わない部位もあるわけです。ヨガはその点、とてもバランスのいい運動です。前屈したと思えば、反ってみたり、右にひねったと思えば、左にひねってみたり、 運動したと思えば、休んでみたり。なので、スポーツの不足を優しく補ってくれるわけです。
また、どんなスポーツも姿勢が悪くては上達しません。ヨガでは正しい姿勢がどんなものだったかを思い出させてくれます。

スポーツには集中力が必要です。興奮した集中力ではなく、リラックスした集中力(私はこれを「イチロー状態」と呼んでいます。)です。これには自律神経がうまくはたらいていなくてはなりません。ヨガはこれら自律神経である交感神経と副交感神経のバランスをうまくとっていく効果があるため、多くのスポーツ選手がヨガをクロストレーニングに取り入れているわけです。

また、瞑想は「自分は何のためにこのスポーツをしているのだろう」ということを初心に戻って考えるのに役立ちます。惰性や投げやりな気持ちでスポーツをするより、そのスポーツを始める気分に清々しい高揚感が芽生えるでしょう。たとえば、ブータンの小学校では授業の前に必ず瞑想をして「自分は何のために勉強するのか」ということを真っ白な気持ちになって考えてから勉強を始めるそうです。
2011.08.27 Saturday 09:09 | ヨガとその他のスポーツ | - | -

バンクーバーのトップ選手たちもヨガでセルフコンディショニング

最新号のヨガジャーナルに、2010年バンクーバーオリンピックのトップ選手たちもヨガでコンディション調整をしているという記事が載っていました。(34-36ページ)

アメリカのチームでは
  • Sasha Cohen選手(フィギュアスケート)
  • Emily Cook 選手(フリースキー)
  • Katherine Reutter 選手 (スピードスケート)
他、多くの選手が激しい競争に晒される中、身体と精神とのチューニングにヨガを活用しています。記事では、クロスカントリースキーヤーの Chandra Crawford 選手, アルペンスキーヤーのEmily Brydon 選手, フリースタイルスキーヤーの Shannon Deanne Bahrke 選手への具体的なインタビューが載っています。

Chandra選手は集中力の向上に、Emily選手は自身のスローダウンのために、Shannon選手は強さとは何かを考えるのに役に立ったと語っています。

2010.01.23 Saturday 23:04 | ヨガとその他のスポーツ | comments(0) | trackbacks(0)

サーフィン、スノーボー ドを楽しむ人のためのヨガ

サーフィン、スノーボー ドを楽しむ人のためのヨガ のご案内です!!

アスリートの間ではパフォーマンス向上のためにヨガをクロストレーニングとして取り入れる方が増えてきています。中でも、サーフィンやスノーボードのパフォーマンスアップにヨガが著しい相乗効果を発揮することが知られてきています。自分の中の確固とした軸を意識しながら、流れに身を任せる・・・ ヨガと波は驚くほどとても似ています。 自然や海、そして雪山に真剣に向き合うように、ヨガの呼吸やポーズを通して自分の心や身体に正面から向き合ってみませんか。 パフォーマンスだけではなく、海や山の前で自然体でいられる自分をもっと好きになれるはずです。 

『穏やかな波、厳しい波、荒れてる波、優しい波、いろいろな波があるけれど、それにどう乗るのかは自分次第… 穏やかな気持ち、怒りの気持ち、嬉しい気持ち、悲しい気持ち、どう生きていくのかは自分次第…』 

サーフィンをこよなく愛するKayoと一緒に、体幹を鍛えしなやかな心と身体を養っていきましょう。 待望の週末ワークショップです! 

開催日時 2010年1月30日(土)11:00〜13:00 
会場 スポーツプランテーション信濃町 
〒160-0012  東京都新宿区南元町19 信濃町外苑ビル201 
募集人数 10名(定員になり次第、受付終了します) 費用 4000円 
インストラクター 市川佳代子 
プラナパワーヨガスタジオ全米ヨガアライアンス200時間講義修了 
タイヨガボディワークファンデーション・レベル1・レベル2 修了 
マタニティヨガインストラクター養成講座修了 
シニアヨガインストラクター養成講座修了ー

持ち物 動きやすい服装、タオル、飲み物
2010.01.13 Wednesday 14:56 | ヨガとその他のスポーツ | comments(0) | trackbacks(0)

ランナーのためのヨガ:毎週木曜日神宮外苑にて

「ランナーのための肩甲骨と骨盤ヨガ」のご案内です
毎週木曜日13:30-14:30 神宮外苑スポーツプランテーションにて開講中です。
講師はKayo先生です。詳細はこちらをご覧下さい。

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最近ですが、Run She という雑誌(えい出版)にランナーのためのヨガを紹介させていただく機会に恵まれました。
http://www.amazon.co.jp/run・she-ラン・シー-エイムック-1818/dp/4777914593
寒くなってきましたが、皇居や外苑の周りを走る人の数は寧ろ増えてきたような気がします。
寒くて縮こまりがちな季節こそ「胸を開く」大切さが実感できるものです。
ぜひ心と身体のクロストレーニングとしてヨガを取り入れていただければと思います。

2009.12.02 Wednesday 07:00 | ヨガとその他のスポーツ | comments(0) | trackbacks(0)

ジョギング、ゴルフ、サイクル、スイムのパフォーマンスアップヨガ:指導者育成講座開講(プライベート)

 来年1月から神宮外苑のスタジオにてジョギング(マラソン)、ゴルフ、テニス、サイクリングのパフォーマンスアップのためのヨガクラスを開講予定です。こちらのクラスをご担当いただける先生を募集いたします。

ジョギング(マラソン)、ゴルフ、サイクリング、テニスなどを心も身体も楽な状態(緊張の無い状態)で楽しめるコンディションをヨガに寄って培っていただきたい、そういうクラスを提供できる先生を10-12月に養成し、1月からクラスの開講をお願いできればと思います。

スポーツをたしなむアスリートにとって、体力はもちろん大切ですが、現状を受け入れる度量や、自分を客観視できるという「心の強さ」に注目が集まっています。
いわば「最大限、リラックスした集中力」しなやかな強さ、を育むためのアスリート向けヨガを、専門的に提供できる先生に開講いただけるよう、
  • ラン
  • ゴルフ
  • サイクリング
  • テニス
  • (スイム)
のジャンルで募集いたします。
講習料は77,000円で、先生方のスケジュールと調整の上神宮外苑S.P.C (スポーツプランテーションhttp://www.spc-2009.com/)でのクラス開講までサポートさせていただきます(クラス開講にあたっての適格審査はございます)

養成講座は4回(各2-3時間)
(1) アスリートにとって安全なヨガ、危険なヨガ
(2) スポーツごとの特性(種目ごとに比較してみましょう)
(3) クラスデザイン(実践力を養います)
(4) リハーサル(自信を持って、開講に備えましょう)

アスリートに教えるという特性上、ご応募いただいた先生方のスケジュールを調整し(1) (2) はグループワークとさせていただければと思います。
(3) (4) は、個人セッションとして先生のデビューに向け、できる限りきめ細やかな対応をさせていただければと思います。

ご応募いただける方は、各スポーツへの熱意、ならびにヨガのご経歴(資格等は必要ありませんのでご安心ください)を、こちらよりお送りください。(その他:をご選択ください)

ここまで学びましょう!
  • 各スポーツと メンタルタフネスの関係
  • 解剖学:ヨガがパフォーマンスに貢献できる側面
  • 股関節、肩甲骨とヨガ(えっ、こんなに簡単なの!と思うはずです)
  • 骨盤とヨガと息切れについて
  • ストレッチの誤解(ストレッチで怪我をする人続出:防ぐには簡単ムーブがあります)
  • 練習時の呼吸、試合時の呼吸:アドバイスできますか? できるようになりましょう。
クロストレーニングとしてのヨガのすばらしさを普及していけたらと思います。
第一期生の先生のご応募をお待ち申し上げております。
(各スポーツに精通されていれば、ヨガの指導者資格等必要ありません。ヨガには資格がありません。安全に、簡単に教えていただける素養を、誰もがお持ちです、ということをアメリカ:Yoga Fit では教えてもらえます)
2009.09.18 Friday 20:20 | ヨガとその他のスポーツ | comments(0) | trackbacks(0)

スキーヤーのためのヨガ

コロラドにスキーに行ったとき、ホテルのアフター・スキー・ヨガのクラスに参加しました。スキーを終えてあったかいシャワーを浴びて、ゆったりとした時間の中楽しんだヨガは、また格別でした。 なぜ、スキーヤーの間でもこれほどまでにヨガの人気が高いのでしょうか。

スキーの前に行なうことで、これから使う筋肉や関節を温め、怪我を予防します。
スキーの最中に行なうことで、集中力や有酸素効率を高め、楽しく滑ることができます。
スキーのあとに行なうことで、酷使した関節や筋肉をほぐし、疲れを次の日に残しません。
日頃から行なうことで、より巧く滑るためのバランス力を鍛えることができます。

毎日練習に励むプロスキーヤーでない限り、一般人がスキーを楽しむときはいつも「久しぶり」です。普段使わない筋肉を酷使し、また靭帯や関節にも大きな負荷をかけるため、翌日から筋肉痛に苦しんだというのはよく聞く話です。酷使した筋肉を優しくストレッチしてあげるだけでも、随分違いがでてきます。

ヨガというと柔軟性というイメージが強いと思いますが、実はスポーツの怪我の予防にはバランスのポーズが圧倒的に効果的です。例えばスキーでは、片方の股関節への過重でバランスを取ることができれば、スキー場で滑りながら左右の股関節に交互に過重をかけていくことが容易になるだけでなく、斜面での身のかわしも楽にこなせるようになります。また、脚の内側の筋肉を鍛えていくことで、軸もしっかりしてきます。スキーの前後だけでなく、日頃からヨガを楽しんでおくと、ゲレンデの上でも違いが期待できそうです。

また、滑るからには軽やかに滑りたいもの。しかしスキー場の凍えそうな気温は背中を縮こまらせ、物理的な肺活量をも狭めてしまいます。胸を大きく開き、十分な酸素を身体に取り込んであげることができれば、体温も上昇し、気分も明るくなります。そうです、ヨガには気持ちをクリアにし、集中力を高めるといった、心理的なメリットもあるのです。

怪我の予防もできて集中力も高まる、滑り終えたあとは寒い中かじかんだ筋肉を十分にストレッチし、心もあわせてリラックス。疲れを明日に残さない新しいスキーライフを始めてみませんか? 

ここに紹介するポーズは「スキーヤーのためのヨガ」のごくごく一部です。
実際にはもっとたくさんいいポーズがあります。全てご紹介できなくてごめんなさい。

滑り出す前に

深い呼吸と連動した動きで、筋肉をあたため、関節の可動域を高めておくことで怪我を予防します。 また、胸を開くポーズをしておくと、寒さに身体が閉じてしまうのを防ぎ、明るくポジティブな滑りが期待できます。 さらに、背骨をストレッチしてくと、身体のコントロールが利きやすくなります。 凝り固まった関節と背骨で滑るスキー、怖いですね。

「サンフラワー・ムーンフラワー 」

まず簡単なスクワットで身体を温めましょう。 

「イスのポーズ 」

安定した滑りのためには、脚の内側の筋力がとても重要です。 日頃からこれを鍛えるにはイスのポーズが一番です。 両足を骨盤の幅で並行にそろえます。いったん背筋を伸ばし、その状態から空気イスにすわるようにゆっくりと尾てい骨を地面の方に下ろしていきます。 自力でバランスが取れそうなところでポーズを維持、その状態でゆっくり呼吸します。 腿と腿の間に、雑誌などを挟んで行なうとより内側の筋肉が意識でき、効果的です。 

「イスのポーズでバランス」

次に、その状態でかかとをゆっくりあげてみます。ゆっくりと鼻で呼吸をしながら、 バランスを取ろうとしてみましょう。動きはほとんどありませんが、身体の軸をしっかりさせるのに最適なポーズです。

「イスのポーズで軽めのツイスト」

スキーのターンには腰が入ることが重要。 そのためにも、腰のツイストでお腹周りの筋肉が動きやすい状態にしておきましょう。 イスのポーズの姿勢のまま両手を肩の高さで前習いをします。 息を吐きながら、片手を肩の高さのまま弧を描くよう後ろに回します。 息を吸って腕を中央に戻し、息を吐きながら今度は反対側の腕を回します。 軽くウエストがツイストされ、胸の筋肉が気持ちよく伸びているのを感じてください。 

「ランジのポーズ」

股関節の可動域を高めておきましょう。 戦士のポーズ一番、二番などもいいでしょう。

「腕を後ろで組むポーズ」

あまり動かさない背中まわりもほぐしておきましょう。
腕を後ろで組んで、肩甲骨を引き寄せましょう。
 

リフトの上で 

「アイ・ヨガ」

壮大な山の景色をみているだけで、眼の疲れが癒されますが、リフトに乗っている時間を利用して眼の周りの筋肉をストレッチし、クリアな視界でスキーを楽しみましょう。 

まず姿勢を正して座りましょう。肩をすくめて、すとんと後ろに落とします。 そこから、 息を吸って、ぐっと上を見る。 吐いて戻す。 息を吸って,ぐっと下を見る。 吐いて戻す。 息を吸って,ぐっと左を見る。 吐いて戻す。 息を吸って,ぐっと右を見る。 吐いて戻す。 息を吸って,ぐっと左上を見る。 吐いて戻す。 息を吸って,ぐっと右下を見る。 吐いて戻す。 息を吸って,ぐっと左下を見る。 吐いて戻す。 息を吸って,ぐっと右上を見る。 吐いて戻す。 眼球を,左回し,右回し,ぐるぐる回します。 眼球を動かすことで,目の周りの筋肉をストレッチし,血流をスムースにすることができます。 終わったら一度深呼吸をしてみましょう。 

「深い鼻呼吸」  

寒いと呼吸が浅くなります。呼吸が浅くなると、動きに余裕がなくなります。普段は平気なところで、思わぬ怪我をしてしまったりします。また、猫背で呼吸をしても、十分な空気が入ってきません。 まず姿勢を正して座りましょう。

「寒い寒いリフトの上では火の呼吸」

名前の通り、寒いときに身体を温める呼吸法です。
まず、鼻から大きく息を吸い込みます。 次にお腹が引っ込むくらいの勢いで、息を鼻から小刻みに吐きます。 一回吸って、10回吐く。吐ききったら、自然に鼻から空気が入ってきます。 もう一度やってみましょう。お腹をぺこぺこ動かしながら、鼻からふっふっふっふっと吐きます。 これはヨガでは火の呼吸と言われている呼吸法で、集中力を高めたり、身体を温める効果があります。 

(写真はダンサーのポーズ)



「ここぞとばかり、ライオンのポーズ」
 
まず、自分のリフトの前に誰か座っていたら、振り向かないで、と念じましょう。ゴーグルを付けている限り、そんなに恥ずかしいこともないと思いますが・・ 「うちの奥さんが最近ヨガ始めてさー、すごい気に入っているポーズがあるんだけど(苦笑)」という話をよく聞きます。 それがこのライオンのポーズ。リフトの上は誰からも見られていません。日頃のストレス発散にはもってこいの環境です。 ポーズのやり方ですが、まず姿勢よく座ります。イスでも正座でもいいです。膝に手をおきます。肩はリラックス。まず、鼻から大きく息を吸って〜、上半身を前に軽く傾けながら、白目を剥いて息を吐きながら舌を出します。うぇー。身体の奥からいらないものをぜーんぶ出し切ってしまいましょう。

リフトの上でできる簡単ヨガで、降り口につく頃には視界もクリア。身体もポカポカ。気分もすっきり。その上集中力までアップしていれば、きっと軽やかな気分で滑り始められます。 

お風呂に入ったあとに

帰ってきたら熱いシャワーやお風呂でゆっくり温まり、一日酷使した膝、腰、骨盤、お尻をゆっくりストレッチしながら、身体をリラックスさせていきましょう。 
(写真のように雪の上でやると、寒いです)

「子供のポーズ」

膝を揃えて正座をし、上半身は床に預けます。枕の上に預けるともっと気持ちがいいです。
背骨や腰回りを気持ちよく伸ばします。

「バタフライ」 
脚を広げて座り、かかとをあわせ脚の付け根の方に引き寄せます。息を吐きながら膝をゆっくり床の方に近づけます。
背筋を伸ばし、息を吐きながら上半身を体重の重みでゆっくり前に傾けてみます。

「Happy Baby」
寝転んだ状態で脚を天井に向けて開き、脚の親指を手の人差し指と中指でくるみます。
息を吐きながら、肘を床に向けて引っ張ると、腕につられてお尻、太ももが気持ちよくストレッチされます。
「リラックスのポーズ」
床の上に仰向けに横たわり、優しく眼を閉じて5分ぐらい、今日の楽しかった思い出をゆっくり味わいましょう。また来たいなーと思うはずです。
(写真のように雪の上でやると寒いです。それと、これだと寝相が悪すぎます)

というわけで、2008年の終わりはヨガをしながらスキーでしめくくり、2009年もヨガをしながらスキーで始まりました。筋肉痛もなく、3日間遊び倒しました!
好きなことを十分させてもらったので、今年もYogaをわかりやすく紹介していけるよう頑張ります。もう少し文章が上手だったらなあ。


2009.01.13 Tuesday 09:40 | ヨガとその他のスポーツ | - | -

Tarzan に 筋トレ・ヨガ 紹介しています。

現在発売中の雑誌「Tarzan」にダンベルを使ってスリムな身体をつくる ヨーガ・ストレングスを紹介しています。
男性読者が多い雑誌にも関わらず、女性のモデルさんもヨガ・ウェアもとてもきれいです。よろしければのぞいてみてください。 

2008.12.23 Tuesday 19:44 | ヨガとその他のスポーツ | - | -

ゴルフは歩く禅、登山も歩く禅、

山登りの楽しさを教えてくれた先輩が先日、「白州次郎さんはゴルフは歩く禅、と言ったんだよ。でも、僕は登山も歩く禅だと思うんだよ。山に登る目的はいろいろあるけど、僕も登りながらいろんなことを考えたり考えなかったり、本当にいい精神修行なんだ。」と話してくれました。 

ヨガもそうですが、一見身体だけの所作に見えるスポーツの中には「自分とゆっくり向き合う時間」として活用されているものが多くあります。

身体を動かすだけなら、確かにたくさん選択肢があります。でも、現代人の運動は、どうしても心が外に外に外に流れていったり、意識がバラバラになりがちなものが多くなりがちかなー、と思います。テレビを見ながら、ジムで自転車をこいで、耳では音楽を聴いている。気持ちいい汗をかき、筋肉もつくのかもしれませんが、ちょっと動物的。自分の内面に意識を向ける「禅」の時間、自分の中の自然、穏やかな植物的な面を大切にする時間がとれると、いろんなことが変わってくるのかもしれません。
2008.10.21 Tuesday 13:53 | ヨガとその他のスポーツ | - | -

アスリートとヨガ

なぜヨガがアスリートの間でも取り入れられてきているか。
まず、「負荷が低いこと」が挙げられる。
本業のスポーツに取り組む選手の筋肉は、そのハードな競技や練習の結果凝り固まっていることが多い。これをジェントルに緩めていくことができるやさしいエクササイズといえます。
本命のスポーツが他にある以上、型に縛られることは必要ありません。レースに備えるときは目的に沿ったポーズを中心に行ない、レースのあとは疲労回復を目的としたポーズを選べばいいのです。

一方で、ヨガが他のスポーツと最も差別化され、しかも最も恩恵をもたらしているのが「深い呼吸のテクニック」です。呼吸はリラックス集中力を同時に高めることができ、これがスポーツの準備と回復にとてもいいのです。

スタートラインに立ったときの緊張感を、深い呼吸は緩め、すがすがしい気分を呼び覚まします。競技のあとの深い呼吸も緊張をほぐし、リラックス状態をもたらします。

筋肉や骨の機能はもしかしたら他の専門的なトレーニングでも高めることができるかもしれません。しかし、神経のシステムを安静化させ、集中とリラックスをもたらすことができるのは今のところヨガが最も身近で手軽だと考えるアスリートが増えてきています。

2008.09.22 Monday 14:34 | ヨガとその他のスポーツ | - | -

登山をしながら楽しめるヨガ

中国は杭州から黄山に登ってきました。中国の人はこの山に登ってしまうと他の山に対する興味がなくなってしまうと言われるほど絶景の中の登山でした。 登山をしていると疲れるところは、ふくらはぎ、腰、背中、いろいろあります。
サイクルヨガもそうですが、酷使するところを緩やかにストレッチし、普段使わないところをバランスよく強化し、呼吸を送り込み、副交感神経の働きを高めることが、クロストレーニングとしてのヨガの狙いです。
登山をしながらできるポーズも沢山あります。
腕を後ろで組んで、大きく胸を開いて、緑の中で深呼吸。これは文句なしに気持ちいい!
腕を後ろで組んだまま、脚を開き、腰を蝶つがいのように使って前屈。肩甲骨とももの裏側の気持ちいいストレッチです。
樹木に手を添えて木のポーズ。続けて片方の膝を後ろに曲げて手で持って、腿の前側のストレッチ。樹がとてもいいサポートになってくれます。今度は片膝を身体の前で抱えて股関節のストレッチ。腕をほどいたら、片腕ずつ上に上げて体側も気持ちよく伸ばしておきましょう。
随分リフレッシュして歩き始められそうですね!ピラミッドもいいですよ。何と、ラッキーなことに写真を撮ったら背中に虹が☆

2008.08.29 Friday 16:16 | ヨガとその他のスポーツ | - | -