観察こそがヨガ

ハタヨガの極意は、やはりポーズではなく、観想でした。

http://itotakeshi.blog33.fc2.com/blog-entry-19.html

(引用)
ディヤーナ”は√dhyai(想う)が語源。つまり、想いを定める。気ぜわしい猿みたいに動きまわっている心を、一つに収斂する。

観想はまた、文字を用いていない時代の記憶術とも関連しています。 記憶すべきもの(スムリティ)を象徴する絵をありありと想い浮かべる。 それが何であるかを示す詩(言葉)を誦える。 身体にも、特定の部位にプラーナを籠らせて、それを記憶させる。
2012.10.04 Thursday 06:42 | 福利厚生としてのヨガの可能性 | comments(0) | trackbacks(1)

介護する人の心を支える:ヨガができることを考えたい

今日は夜8時からこの番組(NHK 教育)を見たいと思います。

下記、番組サイトから抜粋
「介護保険」のスタートから10年。介護を受ける高齢者の“QOL”への関心が高まった一方で、介護者(介護をする家族や介護専門職)へのサポートは、置き去りにされてきたという。介護保険制度の中には、介護者支援の具体的なメニューは、ほとんどない。番組では2回シリーズで、介護者の“こころ”の負担に注目する。2回目は、グループホームなどで働く専門職の精神的負担を、どうサポートすればいいのか、考えていく。
2010.09.14 Tuesday 16:14 | 福利厚生としてのヨガの可能性 | - | -

心の人間ドッグ:従業員のケアできていますか

従業員に対する安全配慮としてこれまで講じられてきたのは主に業務における不慮の事故や汚染の問題でした。これらに関しては行政によるチェックも定期的に行われ、労働基準局などでも安全大会などでノウハウのシェアがはかられてきています。しかし、昨今問題になっている精神疾患については実はほとんど手が付けられていません。精神面のケアをする部署をおいている企業もありますが、十分に機能しているという話はあまり聞こえてきません。

実際は精神疾患は従業員の持つ重大なリスクです。「身体的」な疾患に関する予防やケア、保障については行われているところも少なくありませんが、いわゆる心の人間ドッグという対策はまだ普及していません。自殺の問題、重症のうつ病の問題が増え続けているのにはこうした背景があります。
2010.06.01 Tuesday 17:24 | 福利厚生としてのヨガの可能性 | - | -

深呼吸で防げる心の病:労基局での講演

 今日は午後から都内の労働基準局での講演です。福利厚生としてのヨガの可能性についてお話ししてきます。ちょうど今朝、タイムリーなニュースが飛び込んできましたのでご紹介します。

うつ病100万人超す。10年間で2.4倍へ:
うつ病患者の増加は、新しいタイプの抗うつ薬が国内でも相次いで発売された時期と重なる。パナソニック健康保険組合予防医療部の冨高辰一郎部長(精神科医)は、「軽症のうつは自然に治るものも多い。しかし日本ではうつを早く発見し、薬を飲めば治るという流れが続いており、本来必要がない人までが、薬物治療を受けている面があるのではないか」と話す。

そして、国際ヨガ・セラピスト学会のディスカッションでもほぼ同時にこんな話題が飛び込んできました。
「Can yoga help tardive dystonia? 遅発性ジストニアにヨガは何ができるだろうか」
遅発性ジストニアは抗鬱剤の後遺症として発症する症状です。
まだディスカッションへの書き込みはありませんが、分かり次第アップしようと思います。

それよりも、やはり富岡先生がご指摘の通り、薬だけに頼るのではなくもっといろんな選択肢で患者さんを支えていくことはできないかと思います。
今日お話しするのは各企業の労務担当者、係長、課長、部長の方々で約80-90名とのことです。
政府でも自殺対策チームができるなど、うつ病対策に世の中の関心が高まっています。
今日はせっかくなので、この辺りについてもお話ししてこようと思います。
2009.12.04 Friday 06:51 | 福利厚生としてのヨガの可能性 | comments(0) | trackbacks(0)

セルフケアを助ける福利厚生

フィットネス(フィット)とは、疲労を感じることなく毎日を送れる状態です。
しかし、仕事で不安や緊張が高まると、筋肉も緊張し、疲労します。もちろん心もです。
そこで、時々筋肉の緊張を解いてあげられる機会があればいいのですが、それがないために従業員の心と身体にいろいろな問題が蓄積していき、ある日突然爆発を起こしてしまったりするわけです。

健康づくりにはハードな自己研鑽が必要なわけではありません。
軽い運動で筋肉をほぐしてあげること、心を解放してあげられる少しの時間、ヨガがもたらす効果は取り組む時間から考えても、想像以上にとてもお得です。
2008.08.18 Monday 10:43 | 福利厚生としてのヨガの可能性 | - | -

企業は、社会は、国家は人なり

先日NHKのクローズアップ現代で、これからの日本の社会を支え、発展させていくためには、ソフトウェアエンジニアの育成が欠かせない、というテーマをやっていました。
電車の自動改札も、その他様々な都市生活のインフラは、83万行からもなるソフトウェアコードによって制御されており、これが正しく動作しなくなることはとても恐ろしい事態を引き起こしかねないのだそうです。一方で、最もストレスをため、労働条件が過酷なため鬱病や神経衰弱にかかる割合が高いのも、この業種の方々なのだそうです。

企業は人なり、国家も人なり、ビジネスも、社会も人です。職場のストレスリリースに、ヨガが少しかもしれないけどできること。ヨガは決してセレブだけのものでも、おしゃれな女性をターゲットにしたエクササイズだけでもありません。
普通に、普通の暮らしの中で、ストレスがたまるまでがんばってしまっている人、笑顔を絶やさず陰で苦労されている人、なかなか、ヨガ教室に通ったりできない人、たちに
ヨガを試してみれる環境づくりの輪を、少しづつ広げていけたらいいなと思います。
医療に関わる方々のお仕事は本当に大変です。でも、本当に感謝しなくてはならないお仕事です。仕事の合間に、ちょっとヨガをできて、せめてその時間だけは、いつも誰かのためにがんばっている自分から、自分のことだけに意識を向けられる自由な時間にしてもらえたら、そして、クラスが終わった後はすがすがしい気持ちで職場あるいは自宅に戻れて、その夜はいつもよりぐっすり 眠れるとしたらどんなにいいでしょう。
看護士さんからは、足の疲れがとれやすくなった、一番多いのは「夜ぐっすり眠れるようになった」「食事がおいしくなった」との声も。疲れすぎると、食事すら無意識でいただくようになってしまうのかもしれません。
医療や介護の職場でも、ヨガでリフレッシュしましょうよ、という声が、介護施設や病院で働く方々の間で広まっていくといいな、と思います。
2008.08.17 Sunday 17:18 | 福利厚生としてのヨガの可能性 | - | -

実業界

現在発売中の雑誌「実業界」9月号 (2007) で医療スタッフ向け福利厚生 ヨガ・クラスが紹介されました。

ニュービジネス最前線 -
病院の役割に応じた医療サービスを提供すべく"地域医療" 実現に工夫こらす

" また同病院では、医療スタッフ向けにも、リラックスしたベストコンディションで患者への医療サービスを提供できるよう、様々な取り組みがなされている。カウンセリングサービスや「ヨガ」を活用したエクササイズ教室などが定期的に実施されるなど、同病院の医療サービスのクオリティの高さを堅持・向上させていくための積極的な取り組みを今後進めていく。" (同誌81ページより)

看護婦さんたちから「ぐっすり寝られます」「運動不足が解消されます」との声を頂くのはとても嬉しいです。

2008.08.17 Sunday 17:13 | 福利厚生としてのヨガの可能性 | - | -

ヨガで職場のストレスケア

月刊『美楽』5月号 豆知識Vol.5 ヨガ・フィットでメタボ予防
〜肥満防止・ストレス解消・“こころのケア”効果に企業も注目〜
の記事から、東京慈恵会大学病院の職員向けストレスケアの事例をご紹介します。

ヨガがブームである。老若男女、誰でも気軽に始められることから底辺が拡大している。従来のアクロバティックなポーズや“瞑想”的な宗教イメージから脱却し、”フィットネス”としての健康的なイメージが浸透したことも、流行を支えている。
慈恵医大第三病院では、昨年6月より月2回、医師、看護師、事務職員への福利厚生の新たな形としてヨガ・フィット(ヨガ+フィットネス)を導入した。多忙かつ不規則な病院労働環境の中、毎回約20名が参加。まもなく1年を迎えるが、「寝つきが良くなった」「姿勢が良くなり、体調が良くなった」「冬でも風邪を引かなくなった」など反応は上々だ。ボランティアで看護師たちにヨガを教えている日本で唯一の全米ヨガ・フィット公認インストラクター伊藤 朋子氏は語る。
「職場のストレス問題が深刻化する中、従業員が自身の心と身体をセルフケアしていく重要性が高まっています。企業側も、従業員に不調が発生してからの対処では、治療や休職・復職支援などに莫大なコストがかかるため、発生を未然に予防できないか模索し始めています。このような背景から、健康問題にまで至らない段階で、簡単に取り組めるヨガ・フィットが脚光を浴びてきています。また、4月から企業の健康保険組合に、医療制度改革の一環として40歳以上の被保険者へのメタボリック(内臓脂肪)症候群対策が義務付けられたこともをブームを後押ししてくれるのではないでしょうか。」
「ヨガ教室を終え、笑顔に戻って帰っていく看護師さんたちの姿を見ると、その元気で患者さんに接して欲しいと思います。患者さんも「本当に良い治療をしていただいた。ありがとう。」と笑顔で診察室からお帰りいただけるように・・・

2008.08.17 Sunday 17:08 | 福利厚生としてのヨガの可能性 | - | -